近年、アップル社のマックと並んで人気が高いマイクロソフト社のサーフェス。
ですがアップル社のマックとは違い、マイクロソフト社のサーフェスは人気が高くなる一方で、おすすめしないという噂があります。
なぜこのような噂があるのか、またサーフェスをおすすめしない人はどんな人なのか調べてみました。
サーフェスをおすすめしない人を、6つのタイプに分類してみました。
6つのタイプでなければ、サーフェスを購入しても失敗しないかもしれませんよ!
私は6つのタイプに当てはまってしまいましたが、そんな私でも選びたいサーフェスもありました。
あなたは6つのタイプに当てはまりますか。
サーフェスをおすすめしない人はこんな人!
マイクロソフト社のサーフェスにはいろんな製品がありますが、サーフェスといえば2in1で有名なサーフェスproやサーフェスゴーでしょう。
タブレット仕様としても使えるすぐれもので、別売りの「タイプカバー」というキーボードを取り付け、ノートパソコン仕様として使います。
実際に、サーフェスをおすすめしないのはなぜなのか調べてみると、取り上げられているのはほとんどサーフェスproとサーフェスゴーでした。
そんなサーフェスproやサーフェスゴーをおすすめしない人はこんな人です。
- タイピング仕様で使うことが多く、キーボードは重厚感のあるカチャカチャと打ち込めるタイプのノートパソコンが好みな人
- 新幹線などの移動中にノートパソコンとして使う頻度が高い人
- USBやマウス、SDデータなどUSBポートの使用数が多い人
- 動画編集を行う人、または行う予定の人
- メモリ容量や、CPU、有機ELなどのスペックは最新のものがいい人
- 故障して修理する確率が高い人
サーフェスをおすすめしない人はどんな人なのか、理由を一つずつ解説していきましょう。
キーボードに好みがある人
サーフェスproやサーフェスゴーは、別売りの「タイプカバー」というキーボード付きのカバーを取り付けてノートパソコンとして使います。
この「タイプカバー」は、厚さがなんと5ミリ程度と極薄なんです。
そのため、通常のノートパソコンとはキーボードの打ち心地が全く異なります。
この「タイプカバー」の打ち心地が好みではないという方が多く、サーフェスをおすすめしない理由の一つになっています。
私もキーボードをカチャカチャ打つタイプなので、サーフェスproやサーフェスゴーは合わないのかもしれません。
移動中にノートパソコンとして使う頻度が高い人
新幹線や特急電車には、座席にテーブルが設けられています。
サーフェスproやサーフェスゴーは、ノートパソコンとして仕様する際やタブレット仕様で立てかけて使いたいときに、「キックスタンド」という部位を立てて使います。
スクリーンの裏側に取り付けられたスタンドを立てて、写真立てのように使います。
新幹線や特急電車のテーブルで使いたいときに、テーブルに置きにくいという事態に遭遇するようです。
テーブルに置きにくいからと、今度はひざ上に載せて使おうと試みるも、スタンド部分が痛くひざ上に載せられないということになるようです。
移動中にタイピングすることが多い方は、使いにくいという結果になるかもしれませんね。
USBポートの使用数が多い人
サーフェスは、シリーズの大半がUSBポートの数が少なく1つのみということも珍しくありません。
そのためマウスをUSBポートに差し込むと、他にメモリスティックや外付けハードディスクなどは使えないということになります。
マウスは必要ないし、なにもUSBポートに差し込まないという方にはサーフェスはおすすめかもしれませんね。
2つ以上のUSBポートを使う可能性がある方も、外付けのハブを購入する必要が出てくるので、出費が重なってしまうかも!
動画編集をおこなう人、またはおこなう予定の人
動画編集をおこなうのであれば、CPUにcore i 7は欲しいところですよね。
ストレージも256GBは最低限備えたいです。
サーフェスpro7の場合だと、CPUやストレージを照らし合わせると動画編集に必要なモデル価格は約24万円以上です。
サーフェスは、モデルチェンジが頻繁なシリーズではありません。
そのため、スペックについても最新のものではない可能性があります。
24万円あれば、他社で最新のスペックを兼ね備えたノートパソコンが手に入るかもしれません。
サーフェスゴーに関しては、ストレージ128GBが最大です。
価格とスペックを比較したときに、即決しがたいです。
最新のスペックのパソコンが欲しい人
先述した通り、サーフェスはモデルチェンジの頻度が少なく頻繁ではありません。
そのため、サーフェスの中でスペックが一番新しいものでも、他社製品よりも1〜2世代遅れている可能性があります。
処理速度やストレージなど、スペックは新しいものがいいなと考える場合はおすすめしません。
修理する確率が高い人
パソコンは価格が高額であるため、購入時の店舗保証とは別で、有料ですが保証期間を延長することができます。
サーフェスにも、マイクロソフト公式の延長保証としてマイクロソフトコンプリートがあります。
ですが、他社の延長保証と比較するととても高額です。
また保証期間中の修理回数は、2回までです。
この修理回数は、延長保証の期間が2年でも4年でも変わらないようです。
また保証期間中の修理費用は、他社が無償なのに対し、マイクロソフトコンプリートは5,400円(税込み)を支払う必要があります。
お子さんが使う、外出時にひんぱんに携帯するなど、故障する確率が高いことがあらかじめ分かっている方には、他社のメーカー保証の方が安心かもしれません。
サーフェスpro7をおすすめしない人
ここからは、サーフェスの中でも、proシリーズを取り上げます。サーフェスの中では一番の売れ筋となっているproシリーズですが、このpro7とpro8について、おすすめしない点、おすすめしない人を解説していきますね。
まず、pro7、pro8ともに言えることですが、ノートパソコンとタブレットの2in1タイプのため、ノートパソコン全体の価格層からいくと、高めの値段設定となっています。
10万円を超えるお買い物となると、なかなか勇気がいりますね。大金を使って、やめておけばよかったと失敗したくはありませんから、サーフェスproをしっかりチェックしておきましょう。
2019年10月22日に発売されましたサーフェスプpro7、おすすめしない人はこんな人です。
タイプカバーを長く使いたい人
pro7に使えるタイプカバーは、サーフェスpro3からサーフェスpro7まで共通して使える仕様です。これまでの旧モデルのサーフェスproで使っていたキーボードは、そのままサーフェスpro7でも使えます。
逆に言えば、今回わざわざ高いお金を出して購入したタイプカバーは、pro7に「しか」使えないということです。
バッテリー時間の持ちを求める人
pro7には、従来よりパワーアップした第10世代のCPUが搭載されているため、消費電力が増すのは仕方がありません。
pro7の駆動時間は、10.5時間と記載されていますが、実働時間としては約7時間ほど。pro6の駆動時間13.5時間(実働10時間弱)に比べると、ずいぶん短くなってしまった感が否めません。
パワフルなCPUより、長時間使える方に価値を置く人には、pro7はおすすめできないでしょう。
熱を持ったパソコンは苦手な人
pro7は、放熱のためのクーラーファンが内蔵されていない、ファンレス構造のモデルを含んでいます。
ファンがない、つまりモーター音がしないから静か、というメリットがある一方で、本体が熱を持ちやすくなります。なんと、10分の使用で47度という報告も!
手が熱いくらいで済めば良いですが、出力低下を起こしてしまうと厄介です。
画面に大きな温度計のマークが現れ、強制的にシャットダウンすることもありえます。急なシャットダウンで、データが消えないか、ヒヤヒヤしていなければいけません。
また、熱を持った状態が長く続くと、内蔵バッテリーが熱膨張を起こして膨らんでしまいます。
サーフェスの本体にも影響し、パネルが浮いてしまったり、最悪、本体が分解することもありえます。
ディスプレイ画面にちらつきが出たり、乱れることもあるようです。
サーフェスpro8をおすすめしない人
pro7の発売から2年を経て、2021年11月1日に発売されたpro8。ユーザーの望んだ改良があった一方で、おすすめできない変化もありました。
サーフェスpro8をおすすめしないのは、こんな人です。
リムーバルディスクを使う人
サーフェスpro8では、USB-Cポートが2つになり、ついにUSB-Aポートが廃止となってしまいました!
リムーバルディスクは完全に使えなくなるため、日常的にリムーバルディスクを使う人にとっては、使いづらいと感じるでしょう。
マイクロSDカードで容量upする人
サーフェスpro8では、キックスタンド背面のマイクロSDカードの差し込み口も廃止されました。
これにより、マイクロSDカードでストレージの容量を補うことができなくなります。
※マイクロSDカードはなくなりましたが、内部ストレージのSSDなら交換が可能です。ただし、公式に交換用SSDが販売されてはいないので、自己責任で商品を選ばねばなりません。
既出タイプカバーNGに不満な人
pro3〜7まで使えたタイプカバーを持っていても、pro8には接続ができなくなってしまいました。
以降のシリーズにどこまで流用できるかどうかはわかりませんが、今回新しく買う必要は避けられず、予算オーバーになる人もいるでしょう。
サーフェスをおすすめしないけれどメリットはある
サーフェスproやサーフェスゴーを例にとり、なぜサーフェスがおすすめしないといわれているのか解説してきました。
ですがサーフェスproやサーフェスゴーはおすすめしないけれど、サーフェスには他社にはないメリットもあります!
私も、先述のサーフェスをおすすめしない人の6タイプに当てはまっていますが、買うのを迷うほどのメリットがあります。
サーフェスproやサーフェスゴーはおすすめしないけれど、サーフェスを買うメリットを見ていきましょう。
マイクロソフト社のサーフェスシリーズには、3つのメリットがあります。
- とても軽量で気軽に持ち運べる
- バッテリーのもちが良い
- 起動にかかる時間が業界最速
- 気軽に持ち運べる利便さ
サーフェスproやサーフェスゴーと同じく、軽量で持ち運びに便利なサーフェスラップトップ。
サーフェスラップトップは、サーフェスproやサーフェスゴーのような2in1ではなく、キーボード一体のノートパソコンになります。
こちらはノートパソコンでありながら、重さは約1,110グラムととても軽量!
もちろんサーフェスproやサーフェスゴーもとても軽量で、どちらも1,000グラム以下です。
外回りや出張の多いビジネスマンの味方になるでしょう。
- バッテリーのもちが良い
またバッテリーの持ちも良く、ラップトップであればおおよそ13〜18時間充電いらずです。
外出時でも、13時間もバッテリーが耐えてくれるなら安心ですよね。
持ち運びの利便さやバッテリーのもちは、外出時に使うパソコンとして良さそうですね。
- 起動にかかる時間の速さ
もう一つ、メリットとして紹介したいのが起動時間の速さです。
通常のパソコンは起動するのに約2分かかるのですが、サーフェスは約5秒とおどろきの速さで起動します。
例えば、毎日パソコンを朝に一度起動すると仮定しましょう。
サーフェスの場合
5秒×30日=150秒
サーフェスのパソコンは、一か月の起動時間だけにかかる長さは2分30秒です。
他社のパソコンの場合
2分×30日=60分
他社のパソコンは、一か月の起動時間だけで1時間もかかります。
パソコンの起動時間だけで、一か月に1時間が無駄になります。
2年間使うとすると、約1日をパソコンの起動時間だけで過ごしていることになりますね。
パソコンの起動時間は、HDD(記憶装置のようなもの)の読み込み速度に関係しています。
約5秒の速さで起動できるのは、おそらくマイクロソフト社のサーフェスのみでしょう。
すきま時間を使って、パソコンを使いたい方や多忙な方には嬉しいメリットですね。
サーフェスをおすすめしない人への解決策
あなたは、先述のサーフェスをおすすめしない人に当てはまりますか。
私もサーフェスをおすすめしない人に当てはまります。
キーボードの好みもあるし、USBポートは同時に複数使うし、動画編集もおこないます。
ですが、それぞれの問題を解決する方法があります。
- タイプカバー問題
サーフェスproやサーフェスゴーに別売りで取り付けて使う「タイプカバー」。
使いにくいなど好みが真っ二つに分かれるようですが、こちらはサーフェスproやサーフェスゴーに限られた話です。
おすすめしないといわれているのは、サーフェスの中でもproシリーズとゴーシリーズが大半です。
サーフェスラップトップシリーズであれば、キーボード一体型なので解決できる問題です。
- キックスタンド問題
移動中にスタンドを倒すと使いにくいと賛否両論ですが、膝上で使う際はバッグなど硬いものを土台において使っている方が多いようです。
- USBポート問題
もしどうしてもUSBポートが二つ以上必要であれば、外付けのハブを使うことで解決することが可能です。
もちろんアクセサリ代として出費はかさみますが、5秒の起動時間のメリットには負ける気がします。
「Time is money.」
「時は金なり」ですからね。
- 動画編集問題
先ほど動画編集には不向きとお伝えしましたが、これはソフトやアプリケーションをダウンロードした場合です。
かんたんな動画編集であれば、サーフェスラップトップやサーフェスproのスペックで事足りるでしょう。
そもそも高いクオリティをもとめる動画編集をおこなう方などは、デスクトップであるサーフェススタジオを検討するでしょう。
サーフェススタジオは、クリエイティブな仕事をされてる方などに向けられた製品なので申し分ないかと思います。
- スペック問題
なぜ、マイクロソフト社のサーフェスが1〜2世代スペックが遅れるかというと、モデルチェンジがひんぱんではないからです。
マイクロソフト社のサーフェスは、一つのモデルにより完成形に近い製品をユーザーに届けたいという信念から作られています。
そのため、一つのモデルに年月をついやして設計しています。
マイクロソフト社のサーフェスは、その分洗練されたデザインも魅力の一つです。
- メーカー延長保証問題
延長保証問題に関しては、そもそも加入する必要がないという意見も存在します。
パソコンは高額商品のため、数か月〜1年ほどは店舗保証がもうけられていることがほとんどです。
まとめ
- サーフェスはおすすめしないといわれているのは、サーフェスproとサーフェスゴーシリーズに関する問題が大半である
- サーフェスには他社にはないメリットがある
- サーフェスをおすすめしない問題はかんたんに解決できる
- マイクロソフト社のサーフェスは一つひとつのモデルに年月をついやして作っている
マイクロソフト社のサーフェスがおすすめしないといわれているのは、6つの問題があるからなんですね。
ですが問題の大半は、少し策を考えれば解決できそうなものばかりです。
また、スペックの問題に関しては、それだけマイクロソフト社がユーザー第一であるということです。
私もサーフェスをおすすめしないのはなぜなのか調べ始めた当初は、他のメーカーを検討したほうがいいのではと思いました。
ですが、サーフェスにしかないメリットが大きすぎて、購入を検討しようかと迷います。
ですが、スペックが購入時に最新より1〜2世代遅れているかもしれないのは事実です。
これをふまえて、私はサーフェスproやサーフェスゴーをセカンドパソコンへの購入におすすめしたいです。
ぜひマイクロソフト社のサーフェスの購入を検討してみてくださいね。
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