「うるさい隣人を黙らせる方法」知りたいですよね?
毎日のように隣から響く騒音で、ストレスをためているあなたに、解決方法を教えます。
怒りにまかせて隣に押し入るような真似は、絶対にしてはいけません。
アパートはもちろん戸建てでも、隣人が本当はどのような人か分からないのです。
直接対峙することは、あなたの身を危険にさらします。
あなたに危険がおよぶことなく、安全にうるさい隣人を黙らせる方法はちゃんとあります。
アパートのような集合住宅と戸建てでは、うるさい隣人を黙らせる方法が若干異なりますが、目標は同じです。
戸建てでもあきらめず、騒音トラブルを解決して平穏な日々を取り戻しましょう。
うるさい隣人を黙らせる方法戸建て編
私も学生時代に住んでいたアパートの壁がうすく、話し声まで丸聞こえだったので、騒音の苦痛はすごくよく分かります。
アパートやマンションのような集合住宅は柱や壁を共有しているので、防音壁でない限り音が伝わりやすいんですよね。
また戸建てでも、隣との間が猫の通るすき間もないくらい密接していると、隣人の立てる音はめちゃくちゃ聞こえてきます。
普通の生活音であっても、四六時中聞こえてくると結構気になりますし、夜中であれば眠りを妨げられることもあります。
それが騒音となればなおさらです。
戸建てとアパートやマンションのような集合住宅では「うるさい隣人を黙らせる方法」は少し違います。
騒音の記録を取る
ノートにメモを取る方法でかまいません。
何月何日の何時頃、どのような騒音で、あなたにどんな影響があったかを記録しておきます。
スマホなどで騒音を録音しておくのも良いでしょう。
立場の強い第三者に説明するときに必要となります。
また、騒音によって頭痛・不眠・胃かいよう・うつ病など健康被害があった場合には、民法第709条および大710条にもとづき、騒音の発生者に損害賠償請求ができます。
訴訟の証拠にもなるので、騒音の記録は取っておきましょう。
町内会、自治会の会長さんに連絡する
戸建ての場合、地域のことをよく知っている町内会長さんや自治会長さんにお願いするのが1番です。
会長さんであれば、どこにどんな人が住んでいるのかを大体把握していますし、顔がききます。
もし、町内会等に入ってなくて、誰が会長さんか分からない場合は、区役所や町役場に問い合わせると教えてくれますよ。
ただし、町内会等に加入するよう言われる可能性があります。
どうしても加入したくない場合は、会長さんを頼るのはやめた方がいいかもしれません。
町内会等に加入してない人でも、地域の住民ですから助けてくれるでしょうが、あまりいい顔はされないです。
民生委員に連絡する
うるさい隣人がお年寄りや障害がある人の場合、地域を担当している民生委員に連絡してみましょう。
ご本人が騒音を出していることに気付いてなくても、民生委員から注意をうながしてもらうと状況が改善します。
民生委員に連絡を取るには、住んでいる地域の市役所や区役所に電話相談してください。
集合住宅の場合
アパートやマンションなどの集合住宅で、うるさい隣人を黙らせる方法は戸建てよりは簡単です。
大家さん、管理会社に連絡する
あなたが集合住宅に住んでいて、隣人の騒音に悩まされているなら、すぐに大家さんか管理会社に連絡することをおススメします。
「こんなこと管理会社に連絡してもいいのかな?」と心配になるかもしれません。
大丈夫です。
集合住宅を管理している不動産会社にとって、入居者がいなくなることは損になります。
むしろ騒音トラブルが起きているとお知らせするあなたは、入居者間のトラブルによる退居を防いでくれる有難い存在なのです。
- 管理会社のWebサイトを調べる
- 問い合わせフォームに入力
- 匿名希望にして送信する
<テンプレート>
(管理会社の名前)様へ
お世話になっております。
(アパート・マンション名)に住んでいる者です。
「○○号室」(または部屋番号は不明)の住人が毎日うるさくて困っています。
騒音は〇日前から続いている状態です。
夜眠ることができず、精神的苦痛を感じておりますので、お手数ではございますが、しかるべき対応をお願いいたします。
*アパート全体へ厳重注意の張り紙をしていただけると幸いです。
あなたが住んでいる集合住宅を管理しているのが、町の小さい不動産屋さんや個人の大家さんだった場合は、電話で連絡してください。
そのときも「誰が通報者か分からないように配慮してください」とお願いしておきましょう。
掲示板に張り紙をする
大家さんや管理会社に連絡しても何も対処してくれない…そんな時には自分で掲示板に張り紙を出して、うるさい隣人に気付いてもらいましょう。
たいていの集合住宅にはエントランスや集合ポスト周辺に掲示板があるはずです。
通報者が特定されないよう、人がいない時間帯を見計らって張り出してください。
字から特定されるのを避けるためにも、手書きよりパソコンで打ち出した方が良いです。
最初は穏やかな文面で注意喚起します。
(アパート・マンション名)にお住まいのみなさまへ
一部の住人が夜間・早朝に騒音を出しており、大勢の住人が迷惑しております。
全員が気持ちよく生活するために、マナーはしっかり守ってください。
よろしくお願いします。
これを見て思い当たるフシがある人は、騒音を出すのをやめてくれるはずです。
しばらくしても状況が改善しない場合は、もう少し厳しめの文面を張り出します。
夜間・早朝に騒音を出されている方へ
管理会社(大家さん)へクレームが入っています。
近日中に改善されない場合には、部屋番号を特定していますので警察へ通報させていただきます。
大勢の入居者や近隣住民のみなさまが迷惑をしておりますので、ルールを守って生活してください。
よろしくお願いします。
「部屋番号を特定」「警察へ通報」この文言を入れると効果抜群です。
これを見てたいていの人は夜間や早朝に、騒音または騒音になりそうな生活音が出ないよう気をつけてくれます。
この張り紙でも状況が変わらないときは、騒音が出ているまさにその時、ためらわずに警察へ通報してください。
(警察への通報の仕方は後述します。)
なお、アパートやマンションの入居者規定で、掲示板に勝手に紙を張り出すことができないこともあります。
その場合、管理会社や大家さんにお願いしても改善されないのであれば、手紙を入れて注意喚起し、それでもダメなら警察へ通報すべきです。
うるさい隣人を黙らせる方法お経の場合
大音量で音楽を鳴らすとか、毎晩大勢で酒盛りして大騒ぎしているというような分かりやすい騒音だと、まだ通報しやすいです。
しかし「毎日隣からお経が聞こえる」場合はどうでしょうか?
これは「騒音」に該当するのか悩みます。
しかし、あなたが「うるさい」と思い、ストレスを感じているならそれは「騒音」です。
日本では「信教の自由」と言って、どんな宗教を信じるのかは個人の自由であると憲法で保障されています。
お経を唱えている隣人もこれを盾にしてくるでしょう。
また、戸建ての個人宅やマンションの一室が、いつの間にか特定の宗教の集会所になっていることもあります。
集まってきた大勢の人が一斉にお経を唱えれば、まさしく「騒音」です。
特定の宗教信者に逆恨みされると何が起こるか分からない怖さがあります。
今回ご紹介している「うるさい隣人を黙らせる方法」は、こうした恐怖を避けるためにも有効な手段です。
生活音がうるさく感じられる場合
お経以外にも洗濯機、掃除機、布団をたたく音、子どもの騒ぎ声や走り回る音などの生活音が「うるさい」と感じられることもあります。
こうしたうるさい隣人を黙らせる方法の1つが「手紙を入れる」です。
戸建ての場合、前述のように最初は町内会・自治会の会長さんに相談し、会長さんから注意してもらいます。
会長さんが渋る場合は、あなた以外の周辺住民で、あなたと同じように騒音被害を受けている人を集めて、集団で会長さんにお願いしてみましょう。
集合住宅の場合も、前述のように最初は大家さんや管理会社に相談し、掲示板に張り紙を出します。
それでも状況が良くならないときに、手紙を入れる方法を取ります。
戸建てでも集合住宅でも郵便受けやドアポストに入れておきましょう。
誰が入れたのか特定されないようにするのはもちろん、手紙を入れるときに住人と鉢合わせしないよう注意してください。
- 差出人の名前は書かない。
- パソコンの文字で打ち出す。
- 相手が不快に感じないような冷静な文章を心がける。
- 何度か読み直し、相手に言いたいことが伝わるかチェックする。
- どんな音で、いつの時間帯、何で困っているのかを具体的に書く。
- 解決策も提案する。
手紙の文面例はこちらです。
○○年〇月〇日
○○様(集合住宅の場合は「○○号室にお住まいの方へ」)
お忙しいところ突然のご連絡で失礼いたします。
このたびお願いしたいことがございまして、お手紙を書かせていただきました。
○○様のお宅より大きな音が聞こえてくることがあります。
<状況>
〇月〇日 ○○時○○分~○○時○○分
内容:(お経、洗濯機、振動を伴う生活騒音、TVの音等具体的に)
以上の騒音により、当方は精神的苦痛を感じ、仕事にも支障をきたしております。
そちら様のご事情もあるとは存じますが、○○時~○○時の時間帯はご配慮いただけませんでしょうか。
一方的なお願いだとは十分承知の上での頼みです。
大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
何回か手紙を入れても改善が見られない場合は、手紙の最後に「これ以上ご配慮いただけないようであれば警察に通報させていただきます。」などの文章を入れます。
うるさい隣人を黙らせる方法の最終手段は、戸建てでも集合住宅でも「警察に通報する」ということになります。
うるさい隣人を黙らせる方法警察を呼ぶ
管理会社や町内会・自治会の会長さんなど第三者からの注意にも応じず、掲示板や手紙など書面での抗議も効かない!…そんなときはうるさい隣人を黙らせる方法の最終手段です。
110番通報します。
「事件でもないのに警察を呼ぶことはできるの?」と心配になるかもしれません。
大丈夫です。
騒音トラブルが殺人事件に発展した例もあるので、ちゃんと警察は動いてくれます。
余裕があれば警察に通報する前に1度、言うべきことを紙に書き出してみましょう。
- 騒音が聞こえてくる戸建ての家(集合住宅名と部屋番号)の住所
- どんな騒音か
- いつも何時頃に聞こえてくるか
- いつ頃から始まったか
- 管理会社に知らせるなどできる限りの対策をしても改善されない
- 最後に匿名希望であると伝えること
<警察への通報例>
○○というアパートの〇〇号室の住人の騒音で困っています。
助けてください。
(住所をくわしく伝える)
ここ2週間くらい毎晩のように、壁や床がドンドンと振動するようなすごい音がしているんです。
今も聞こえてて、怖いし全然眠れないんです。
管理会社にも何度も言ったんですけど、状況が全く変わらなくて本当に困っています。
今すぐ来てください。
お願いします。
匿名希望です。
(電話を切る)
匿名でもきちんと受け付けてくれます。
経験者によると、通報して大体15分~20分くらいで警察官が来てくれるそうです。
警察が到着したら、状況が知りたい、見に行きたいと思うかもしれません。
でも通報したあなたは、絶対に部屋から出てはいけません。
顔を見られたら、うるさい隣人から逆恨みされて危険です。
自宅でじっとしていましょう。
警察に注意されれば、さすがにうるさい隣人もおとなしくなるはずです。
また、集合住宅などで警察が何度も呼ばれるような事態は、評判が悪くなって入居者が減ることになるので、管理会社としても避けたいはずです。
あまりにもルールを破り続ける住人は「契約違反」として退居させられます。
うるさい隣人を黙らせる方法NG
うるさい隣人を黙らせる方法としてNGなのは、あなたが「相手に直接アクションすること」です。
最初に言ったように、うるさい隣人がどんな人間なのか本当は分かりません。
戸建てであっても集合住宅であっても、怒りにまかせて直接相手に話をつけに行ってしまうと、感情的な口論に発展しがちです。
あなたの顔を覚えたうるさい隣人は、どんな仕返しをしてくるか分からないので危険です。
また、集合住宅で相手側の壁をドンドンしても、その音に腹を立てた隣人がさらに騒音を大きく出してきて状況が悪化する可能性があります。
「やられたらやり返す」という精神で、騒音や嫌がらせの応酬が続くと次第にエスカレートしていき、冗談抜きで殺人事件にまで発展しかねません。
また、たとえあなたが腕力に自信ありの筋肉マンだったとしても、相手を殴ったり脅したりすることはうるさい隣人を黙らせる方法にはなりません。
むしろ警察沙汰になり、あなたが捕まります。
また相手のドアに張り紙をして周知した場合、名誉棄損罪で訴えられます。
うるさい隣人を黙らせる方法はとにかく、冷静で立場が上の第三者に入ってもらって対応してもらうことです。
自分で何とかしようとすればするほど、大きな問題に発展しやすいのが騒音トラブルなのです。
甘くみないで最後は警察にお願いしましょう。
うるさい隣人に対する防衛術
うるさい隣人を黙らせる方法が面倒くさいと感じるなら、引っ越してしまうのも手です。
そんなすぐに引っ越すお金なんてないよ~!!
うちはローン組んで買った戸建てですもの、簡単には引っ越せないわ!
戸建てはもちろん集合住宅でも、たいていの人はすぐ気軽に引っ越しなんてできませんよね?
状況が改善するか、引っ越し費用が貯まるまでの間、自己防衛しましょう。
- 耳栓をする
- ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンをする
- 音が聞こえてくる方の壁に家具を配置する
- ホワイトノイズマシンを使う
- 遮音カーテンに替える
- 防音テープ、防音シートや防音ボードを設置する
- (分譲や戸建てなら)防音合わせガラス、二重サッシをつける
耳栓やイヤホンをする
耳栓やイヤホンは長時間していると、耳が痛くなる人もいるので注意してください。
家具の配置を変える
音が聞こえてくる方の壁と自分との間に家具を配置することで、家具が騒音を吸収してくれます。
圧迫感がありますが、できれば壁一面をおおってくれるような壁面収納がいいでしょう。
ホワイトノイズマシンを置く
ホワイトノイズとは、様々な周波数の音を均等な強さでミックスして作り上げたノイズ(雑音)のことです。
不快な音を別の音で気にならなくするというサウンドマスキング効果があります。
ホワイトノイズを出す家電を設置してみましょう。
窓に遮音・防音対策をする
多くの騒音は実は窓から入ってきます。
壁に比べて窓の方がうすい上に、普通の窓ガラスには防音効果がないからです。
最近のカーテンは遮光・遮熱だけでなく、遮音性も優れたものがでていますので、まずカーテンを替えてみましょう。
防音テープや防音フィルムを貼ったり、防音ボードを設置することで、壁のすき間や窓からの騒音の侵入を防ぐことができます。
どうしても隣人側の壁から騒音が響くという人は、壁全体に貼れる防音シートもあります。
ホームセンターやインテリア用品店などで購入でき、賃貸の集合住宅でも戸建てでも貼ってはがせるタイプの防音シートは人気です。
賃貸ではなく分譲のマンションや戸建ての人であれば、リフォームで騒音対策することも可能です。
せっかく買った我が家を手放したくない、引っ越しはしたくないのなら、うるさい隣人が変わるのを待つよりは、自宅を防音仕様にする方が早いです。
とはいえ、建物全部を防音仕様に替えると費用がかさみ、工事期間も長くなります。
分譲マンションだと共有スペースもあるのでなかなか難しいのですよね?
なので、窓を替えることをおススメします。
防音合わせガラスは透明な防音フィルムを2枚のガラスで挟み込んだもので、防犯ガラスとしても機能します。
防音合わせガラスだけでも騒音対策としては十分です。
また、今ある窓の内側に、さらにサッシを取り付けて窓を二重にすると、室内の遮音性が高まり、断熱性もアップします。
防音合わせガラスと二重サッシを両方設置すると、かなりの防音効果が期待できます。
「こっちが被害者なのにお金をかけて防音するなんて!」と納得はいかないかもしれません。
でも、状況が改善するまでうるさい隣人にストレスを感じながら、我慢して待つなんて馬鹿らしいと思いませんか?
あなたの健康を守るための必要な投資です。
その上で、今回ご紹介した「うるさい隣人を黙らせる方法」をすべておこなって、平穏な日々を取り戻してください。
まとめ
- うるさい隣人を黙らせる方法は、戸建てと集合住宅では若干違う
- お経など生活音がうるさい隣人を黙らせる方法は、戸建ても集合住宅も手紙を入れる
- うるさい隣人を黙らせる方法、最終手段は戸建ても集合住宅も警察への通報
隣人との騒音トラブルは、地方でも都心部でも発生する可能性があります。
集合住宅はもちろん、戸建てでも起こりうる厄介なトラブルです。
トラブルが発生したときに、どうすればいいのか方法を知っておくだけでも冷静に対処できるはずです。
何をやっても聞く耳を持たない人も中にはいますが、くれぐれも感情に任せて衝動的な行動を取らないよう、お気を付けください。
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