結婚したら女性は仕事を辞めて家庭に入り、子どもを育てることが、一般的でした。
しかし今は、結婚・出産し、子どもの保育園が決まったら、職場復帰するお母さんが多いです。
しかし、下の子の妊娠が分かると、産休・育休になりますので、お母さんは家にいることが多くなります。
育休中で家にいるけど、
上の子は保育園に預けて
いいのかな??
私は働いているのに、あなたは
育休中で家にいるんでしょ??
上の子の面倒見れるのに、
保育園通わせるのはずるい!!
実は、自治体によって下の子の育休中に保育園を利用できないケースがあるため、「ずるい。」と感じてしまう人もいます。
自治体によって対応が違うため、「ずるい。」と感じてしまうお母さんがいても仕方ないですよね…。
では、なぜ自治体によって対応が違うのか、お話ししていきます。
育休中に保育園を利用するのは本当にずるいこと??
育休中に上の子を保育園に預けるのは、ずるいことなのか、Twitterで検索してみると、さまざまな意見がありました。
育休中に保育園を利用することについて、他にもさまざまな意見が多く投稿されていました…!!
それだけ多くの人が悩んでいる
ことだということが
分かりますね…。
なぜ、育休中に上の子が保育園を利用するのはずるいと思われてしまうのでしょうか…。
内閣府のホームページでは、上の子の保育園の利用について、次のような記載がありました。
つまり、下の子の育休中に上の子を保育園に預けることはできますが、住んでいる自治体から「継続利用が必要である」と認められることが必要になります。
ですが、自治体によっては、育休中に上の子を保育園に預けられないケースがあるため、「ずるい!」と思われてしまうことがあるようです…。
保育園に入園するための条件や、なぜ自治体によって対応が違うのかなど、詳しくみていきたいと思います!!
保育園を利用するための条件
「育休中に保育園を利用するのはずるいのか」というお話する前に、入園する条件についてお話ししておきましょう。
みなさんは、保育園に入園するための条件を知っていますか??
親が日中仕事をしていて、
子どものお世話ができないから
じゃないの??
実は、保育園に入園するための条件は、親の就労だけではありません。
保育園に入園するための条件は、下記の通りです。
また、保育認定に関して、保護者の希望や、各自治体の保育の実情を踏まえた上で、次のように判断します。
- 次年度に小学校入学を控えているなど、子どもの発達上環境の変化に注意すると判断する場合
- 保護者の健康状態やその子どもの発達上環境の変化が好ましくないと判断する場合
そのため、内閣府による保育の必要性の認定(保育認定)を受けることで、育休中でも保育園の利用は認められています。
保育の必要性の認定(保育認定)
ってなんのことですか??
入園する条件であげたような保育を必要とする理由がある場合に、保育認定を受けることができ、保育認定は各自治体が行っています。
育児認定には、上の子が
すでに保育園に通っている
ケースについても
考慮されています。
そのため、育児認定が認められた場合、育休中に上の子を保育園に預けることを許可されます。
そのため、育休中でも
上の子を預けることは
ずるいことではありません。
自治体によって育休中に保育園を利用できないワケ
育休中に上の子を保育園に預けられるのは、自治体によって育児認定が認められた場合とお話ししました。
しかし、自治体によって、下の子の育休中に上の子を預けられない人もいます…。
えぇー??そうなの?!
不公平じゃない??
働くお母さんにとって保育園はなくてはならない存在ですので、このように思ってしまっても無理ありません…。
なぜ自治体によって対応が違うのか、明確な答えを見つけることはできませんでした…。
推測になってしまいますが、自治体によって対応が違うのは、次のことが考えられるのではないかと思います。
「ママリ」というママのためのスマホアプリでも、「下の子の育休中に上の子はどうする??」という内容を質問している人がいました。
その中で、「下の子の育休中に、上の子を預かることは難しい。」と言われた人もいるようです…。
このように言われてしまったお母さんが、多くいました…。
一方で、「退園しなくていいですよ。」と言われた人もいます。
「育休のときに上の子を保育園に預けるのはずるい!」と思われてしまう原因は、下記のことが言えるかと思います。
上の子を預かることができる自治体と、預かることができない自治体があると、不公平と感じてしまいますよね…。
働くお母さんにとって、保育園は非常に重要な福祉施設ですので、保育園の入園を希望する全ての家庭が、利用できるようになるといいですね。
下の子の育休中は保育園に預けるのは気まずい??
子どもが保育園に通っているときに、下の子を出産・育休したことがある人は、多くいると思います。
私は、結婚前に保育士でしたが、
こうしたお母さんを多く
みてきました。
保育士側としては、上の子を保育園に預けて下の子の育休を取っているお母さんは、珍しいことではありません。
上の子の様子をお話ししながら、
下の子の話もすることも
多かったですよ。
しかし、インターネットをみると、「育休中に上の子を預けることが気まずい…。」と感じるお母さんもいます…。
Twitterを利用して、「育休中に上の子を預けることが気まずい…。」と感じてしまう理由を調べると、このような投稿がありました。
私も担当するクラスの子どものお母さんが、育休中を取っていたことがあります。
ですが、「育休中はなるべく預けないでください。」や、「早く迎えにきてください。」などと、お話ししたことは当然ありませんでした。
こういうことをお母さんに
言ってしまう保育士がいることに
驚いてしまいました…。
このようなことを保育士から言われてしまうと、お母さんも「保育園を利用するのは気まずいな…。」と思ってしまいますよね…。
私も子どもを預ける立場に
なったときに、
同じことを言われてしまったら
ショックです…。
しかし、保育園は子どもを預かる施設ですが、同時に親の支援を行う場でもあります。
育休中であってもなくても、
保育園は育児をしている保護者の
サポート役に
ならなければいけません。
保育園側から「育休中はなるべく預けないでください。」や、「早く迎えにきてください。」と言われてしまうと、相談しづらいかと思います…。
ですが、話しやすい保育士、もし話しづらい場合には、主任保育士や保育園の園長に、自分の気持ちを話してみてください。
少しでも育休中のお母さんが気持ちよく上の子を保育園に預けられるようになるように、配慮してくれると思います。
気まずいと思ってしまう
お母さんが減りますように…!!
下の子の育休中は保育園に上の子を預けるべき?
下の子の育休中に、上の子を保育園に預けるかどうか、悩むお母さんは多いかと思います。
しかし、できることなら上の子は、保育園に預ける方が良いかと思います。
育休中に、なぜ上の子を保育園に預ける方がいいんでしょうか??
この2つの理由から、育休中でも上の子を保育園に預けることが良いかと思います。
詳しくお話ししていきましょう!
お母さん自身が心身ともに疲れてしまうことを防ぐため
出産を終えたお母さんは、すぐに今まで通りの家事をしたり、仕事に行ったりすることはできません。
妊娠・出産という人生の中でも大きな仕事を終えたお母さんの身体は、出産後もお母さんの身体はゆっくり変化しています。
出産後のお母さんの身体は、
ゆっくり時間をかけて
回復していきます。
そのため、出産後・育休中のお母さんの仕事は、この2つではないでしょうか。
この2つは、とても重要なことだと思います。
「2人目で、上の子の時を経験してるから大丈夫でしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、1人子どもが増えたら生活はガラッと変わります。
家事は、調理家電などを取り入れることで、ある程度楽することができます。
しかし、赤ちゃんのお世話はお母さんが中心となって行うことになりますし、上の子がいる場合は、下の子と同時に面倒をみなければいけませんよね。
自分の子どもはいえ、出産後のお母さんにとって上の子のお世話も同時にすることは、非常に大変なことです。
私の姉も子どもが2人いますが、
下の子が生まれるとき、
生まれてからも家族総出で
姉のサポートをしました。
赤ちゃんはミルク時間が夜中になることや、夜泣きをしてしまい、お母さん自身が十分な睡眠を取ることができないときもあります…。
私の姉も
「夜泣きして寝れなかった…。
ちょっと寝かせて…。」と
SOSを出してきたことがあります。
上の子がいるとお母さんはゆっくりすることができず、体調を崩してしまうということもあります…。
ですので、上の子は保育園に預け、お母さんは下の子のお世話をしながらゆっくり休むことが大切です。
育休中は、赤ちゃんと一緒に
家にいるだけではないことを
覚えておいてくださいね!!
生活環境を変えることで、子ども自身がストレスを感じてしまう場合がある
子どもが初めて親元を離れることになるのは、保育園や幼稚園に入園したときです。
お母さんやお父さんと離れ、1人で保育園に預けられるときは、子どもにとって何もかもが初めてづくしです。
そのため、入園したばかりの頃は、お母さんと離れるときに泣いてしまうお子さんが多いです。
お母さんにとって
我が子が泣いていると
後ろ髪を引かれる思いですよね…。
しかし、「子ども自身が保育園は楽しい場所!」と分かってくると、お母さんやお父さんと離れても泣くことは少なくなります。
ですが、保育園に慣れたころに「下の子の妊娠がわかり、育休が取れそうだから、退園をしようかな…?」と思っているお母さんがいたら、思いとどまった方がいいと思います。
その理由は、子どもが保育園生活に慣れた頃に退園してしまうと、ストレスに感じてしまう場合があるからです。
低年齢児と言われる1歳児クラス、2歳児クラスでも、友達と遊ぶ機会が増え、さらに体力もついてきます。
そのため、保育園を退園してしまうと友達と遊んだり、思い切り遊ぶことができず、ストレスになってしまうことがあります。
育休中のお母さんは下の子も
いますし、思い切り遊ぶのは
ちょっと大変ですよね…。
また、再び保育園に入園を希望した場合に、また生活環境が変わり1からのスタートになってしまいます…。
また泣きながら子どもと
離れるのは、お母さんに
とっても辛いことですよね…。
そのため、できることなら下の子の育休中は、上の子はそのまま保育園に預けるのが良いと思います。
しかし、家庭によってさまざまな事情や、考え方があります。
ですので、親であるお母さんやお父さんが、子どもにとって何が1番いいのかをよく考えて、上の子を保育園に預けるのか決めてくださいね。
まとめ
- 育休中に上の子が保育園を利用することは、内閣府が認めているため、ずるいことではない
- 自治体によって下の子の育休中に、上の子を預かることができないケースもある
- 育休中は、お母さん自身の心身の回復をするための大切な期間
- 保育園は、子どもを預かるだけでなく、親の支援を行う場である
保育園は、子どもを預かる施設だけでなく、親の支援を行う場所でもあります。
内閣府でも、育休中に上の子が保育園に預かることを認めていますので、ずるいことではありません。
ですが、下の子の育休中は、自治体によっては退園しなければいけない場合と、継続利用することを認められる場合と対応が異なります。
そのため、「育休中なのに保育園の利用ができるのは、ずるい…。」と思う人がいるのは、仕方ないことかもしれません…。
しかし、働くお母さんにとって、保育園は非常に重要な施設で、産後・育休中は、ゆっくりと身体を休むことが重要です。
ですので、育休中でも保育園を利用したい全ての家庭が、入園できるようになり、「ずるい…。」と思ってしまう人が少なくなるといいですね。
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