衝撃!!クマバチは飛べないの?生態の裏に隠されたすごい秘密とは!? | 豆ちし記

衝撃!!クマバチは飛べないの?生態の裏に隠されたすごい秘密とは!?

生き物
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あなたはクマバチを知っていますか?

ずんぐり、ぽてっとしたボディと、小さな羽を持っておりミツバチの2倍はあるんじゃないかという蜂のことです。

私は基本的に昆虫が苦手ですが、クマバチとハエトリグモだけはなぜか可愛く思えてしまいます。

特にクマバチはハエトリグモと違って1年中見られるものではないので、いたらすぐ写真を撮ってしまいます。

そんな私が好きなクマバチですが、理論上は飛べないのだとか!?

しかし、実際に目にするクマバチはとんでいますよね。それではなぜ飛べないとされているのでしょうか。

あなたが昆虫が得意か、またはそうではないかは分かりませんが、昆虫が苦手な私でもクマバチは愛しく感じるレアな昆虫です(笑)

あなたも飛べないとされるクマバチの生態を知ってクマバチの虜になりましょう!

クマバチが危険な蜂かどうかも調査したのでぜひチェックしてみてください。

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クマバチは飛べないの⁉飛べるの⁉どっち?

結論、クマバチは飛べます!

実は科学者たちがクマバチの体では理論上飛べないと言っているから、飛べないはずの飛べる蜂ということになっていました。

科学者がいくら考えても飛んでいる理由が分からないことから気合で飛んでいるのかともいわれていたクマバチ。

しかし、この体では飛べないと信じ込んでいた人間たちが、クマバチの体でも飛べる原理があったことに気が付いていないだけだったのです!

まるまるボディなのに小さな羽でも飛べてしまうクマバチには、単純に飛べる仕組みが備わっていたんですね。

ちなみに、解明されたのは1990年ごろで、それまで解明されないほど高度な技術で飛んでいたとされていました。

そもそもクマバチとはどんな蜂?

クマバチは、ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫で、体調役2cmを超える大型のハナバチです。

全身真っ黒のぽてっとした体をして、いつもブーンと大きな音を立てて飛んでいます。

よく見かけるクマバチは胸が黄色のフワフワがある「キムネクマバチ」という種類のクマバチです。

方言によっては、連濁(れんだく)に伴う入り渡り鼻音を挟んでクマンバチとも呼ばれます。

クマバチの性格

クマバチは極めて温厚な性格で危険性は低めです。

スズメバチやアシナガバチに比べると刺す危険性もかなり低めです。めったに刺しません。

私の家の近くには藤があるのですが、花が咲くころによく来ています。

花粉や花の蜜をを集めてエサにし、藤の花の花粉媒介にも役立っているのです。

私の母は昔、クマバチに紐をつけて散歩して遊んでいたらしいです。

温厚な蜂だからこそできる遊びかもしれません。

ただし、決して刺されないとは限りませんので真似しないでくださいね。

日本にいるクマバチの種類

日本にはもともと固有のクマバチ5種が分布しています。

キムネクマバチ

分布:北海道南部~種子島/屋久島

胸部が黄色いことから「キムネ」という名前が付けられている。

アマミクマバチ

分布:口永良部島、口之島、中之島、諏訪之瀬島、平島、悪石島、宝島、奄美大島、加計呂麻島、請島、徳之島など

本州の蜂と違うのは、胸部は白色をしている。

オキナワクマバチ

分布:沖永良島、与論島、沖縄島、伊平屋島、小宇利島、久米島など

アマミクマバチと近い固有種で、全身黒色をしている。

アカアシセジロクマバチ

分布:宮古列島水納島、多良間島、石垣島、竹富島、小浜島、八重山諸島黒島、西表島、鳩間島、波照間島、与那国島

胸部には白色の毛があり、脚は赤っぽい色の毛が生えている。

オガサワラクマバチ

分布:父島列島と母島列島

1970年に国指定天然記念物に指定。黒色をしている。

クマバチは刺すの?

まずクマバチの針の有無ですが、実はオスには針がありませんので刺される心配がありません。

しかし、メスには針があります。毒針ですので刺されたら強い痛みやしびれなどを伴う可能性が高いです。

また、アナフィラキシーショックになってしまう恐れがあり、危険ですのでメスには注意しましょう。

クマバチはなぜ温厚なの?

クマバチの生態と大きく関係しているのですが、巣を守る習性が他の蜂と比べて少ないのかもしれません。

人間にも容易に攻撃してくる蜂は巣やたくさんいる群れを守る意識が強いのですが、クマバチは群れが無いので攻撃性が弱まると考えられます。

ブーンと大きな音を立てて大きな体で飛んでいると怖いイメージがありますが、見た目によらず、優しい蜂なのがギャップですよね!

クマバチはどこに巣を作るの?

クマバチは、英語ではcarpenter beeと書いて大工蜂という意味です。

こんな名前が付く理由としては、枯れ木に上手に1円玉くらいの穴をあけて巣を作るからです。

家を作るとすれば木造建築の建物の柱などに作っていたりします。

木造の家の外壁や軒下なども作りやすい場所です。

人間に直接的な攻撃をしてくる可能性は低いですが、家に穴を開けられてしまうと、耐震強度が弱まったりしてしまうことも。

私は可愛いクマバチが家に来てくれたら嬉しいですが、さすがに家が崩れたら困ります(笑)

あなたの家にもしクマバチの巣らしきものがあったときは、穴が1つだけでない可能性があるので、周囲も穴が無いかを確認しましょう。

クマバチの巣の駆除はやったほうがいい⁈

駆除をしたほうがいいかと気になるかと思いますが、被害の及び具合にもよるかと思います。

人に直接攻撃してくるような蜂でないので家に作ってないのであれば、こちらから何か攻撃しなければ刺すことなどは無いので放置でいいかと思います。

ただ、上記のように家に巣がある場合は念のために駆除をしてもいいかもしれません。

いくら刺す可能性が低い蜂だからといっても、自力で行うよりかは専門家に頼みましょう!

蜂も住処を壊されると分かれば攻撃態勢に入るかもしれません。安全第一で臨みましょう。

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クマバチが飛べない理論はレイノルズ数でくつがえす

クマバチは理論上飛べないといわれていましたが、これはレイノルズ数によってくつがえされました。

レイノルズ数とは空気の慣性力と粘度で表されます。

意味がわからんぞ。

わかりやすく説明しましょう!

人間にとって空気は、抵抗がなく、軽いものですよね。

しかし、全ての生物が同じように感じているわけではないのです。

身体が小さいクマバチにとっては、空気は粘度のある、ネバネバしたもののように感じるようです。

例えると、スライムの中にいるような感覚、でしょうか。

実際に体感したことはないのであくまでイメージですが、なんとなく想像していただければと思います。

このように、空気に粘度があり、抵抗があるために、小さい羽でも重たい身体を持ち上げ、飛ぶことができるのです。

レイノルズ数はなんとなくつかめたでしょうか?クマバチはこのレイノルズ数を活かして飛んでいたのです!

人間がレイノルズ数を知らなかったため、クマバチは飛べない蜂、飛べないはずなのに気合いで飛んでいる蜂といわれてしまっていたのですね。

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クマバチが飛べないとされた理由は航空力学にあった

実はクマバチが飛べないとされる理由は、航空力学では飛べる理由が説明できないからです。

クマバチが飛べない理由を調べると航空力学が検索結果に出るかと思いますが、飛行機とクマバチは羽の作りも飛び方も違うため、説明できないのです。

ちなみに飛行機が飛べる理由は、翼の周囲に空気の循環が出来て翼が揚力(ようりょく)を生み出すからです。

また、飛行機は翼やの形など飛びやすいようにバランスよく作られていますが、クマバチは飛ぶには不格好だと言われています。

クマバチは身体の大きさに対して羽が小さすぎ、航空力学上は飛べないつくりになっているのです。

そのため、長年クマバチは理論上飛べないはずだと誤解されていたのですね。

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まとめ

  • クマバチは飛べない蜂ではない
  • クマバチが飛べないという理論はレイノイズ数でくつがえされた
  • クマバチは航空力学上飛べないとされていた

レイノイズ数が知られていない時、クマバチは航空力学上飛べないとされていました。

しかし今では、クマバチが飛べる理由が解明されています。

それにしても、空気がネバネバしているって、どのような感覚か気になりますね(笑)

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