調理家電の「ヘルシオ・ホットクック」で作る料理が、まずいという話をよく聞きます。
とても便利で、ここ数年話題になっているので、購入を考えている人も多いのではないでしょうか。
調理器具と言えども、ホットクックは少々お高めのお値段です。
それなのに「せっかく購入したのに、調理してみたらまずい料理に…」なんて、後悔してしまいますよね。
本当にまずい料理になってしまうのでしょうか?
商品の説明を見る限り、どれも手軽で簡単な印象しか受けません。
そうしたことも影響があるのでしょうか、相変わらずホットクックの人気は高いです。
ホットクックの実用レシピなども、続々出版されているほどです。
いったい、まずい料理になってしまうのは、どのような事が原因になっているのでしょうか。
ホットクックがまずいのは何でも出来ると思うから
ホットクックは、確かに便利調理家電で、大幅に調理を楽にしてくれます。
ですが、万能なわけではありません。
「まずい」料理になってしまうのは、ホットクックに向かない料理を作った結果なのです。
ホットクックで作る料理のすべてが、簡単に美味しく出来るわけではありません。
それから、付属の公式レシピがまずいといった原因もあります。
公式レシピの全部がまずいといったわけではないのですが、酒の分量が多すぎるレシピが多々あります。
そのせいで、まずいと噂されるようになってしまったようです。
ホットクックを使いこなすには、ちょっとしたコツが必要なのです。
そのコツさえつかめば、誰でも簡単に美味しく調理出来るでしょう。
では、どのようなコツが必要なのでしょうか。
それは、以下の4つになります。
- 味付けする調味料の量
- 水分量の調整具合
- 肉や魚の下ごしらえ
- メニューの選び方
ホットクックは、無水調理鍋です。
素材の水分を最大限利用して調理する方法なので、少ない煮汁で中までしっかり煮ることが出来ます。
そのため、普通の鍋で煮るような感覚で調味料を入れてしまうと、どうしても多すぎてしまいます。
だし汁も、当然少なめにします。
そのだし汁に応じて、調味料も控えめに入れないと、濃すぎて食べられなくなってしまいます。
調味料は、出来上がったあとに微調整するくらいの気持ちで入れる方が失敗しないでしょう。
公式レシピでは、酒の分量が多いせいでまずい料理になってしまっているレシピがかなりあります。
魚や肉などを使ったレシピでは、先に臭み取りをしておけば酒を入れる量を減らせます。
下ごしらえのやり方は、肉や魚の種類によって様々ありますので、調べてみてください。
そして、一番大切なのはホットクックで作るメニューの選び方です。
無水調理のホットクックは、煮物や汁物メニューの方が向いています。
炒め物なども出来ますが、あまり向いているとは言えません。
どうしても、出来上がりが水っぽくなってしまいます。
無水調理という特徴を考えて、向いていないメニューは避けましょう。
それから、ホットクック用のレシピを検索して、その中で人気のあるメニューを作るのも良いでしょう。
ホットクックでパスタがまずいとき
ホットクックだけで、パスタ料理を調理することが出来ます。
ですが、レシピ通りキチンと作らないと、まずいパスタになってしまいます。
また、レシピ通りでも出来上がってすぐに食べてしまうと、パスタがまだ硬く非常にまずいです。
5分ほど、ホットクックの蓋を閉めたまま蒸らして食べると、ちょうど良くなります。
ただ、パスタは硬さの好みが個人差が大きいので、蒸らしすぎたり硬すぎたりと、調整が難しいメニューと言えます。
何度も挑戦してみて、成功した時のレシピを、細かい分量まで記録しておくと良いでしょう。
ホットクックで作るパスタは、普通の鍋と違ってアバウトな分量で作ると、とてもまずいパスタになります。
自分でアレンジするのは、ホットクックの調理に慣れてからにして、まずは人気メニューのレシピで練習しましょう。
ホットクックの煮物がまずい原因
ホットクックで煮物を作ると、とても少ない煮汁でしっかりと煮ることが出来ます。
他のメニューでまずい料理になってしまっても、煮物でしたら失敗することは少ないでしょう。
ただ、こちらにも少しコツがあります。
普通に調理する場合よりも、煮るときのだし汁を気持ち濃いめのだし汁にしてみましょう。
煮物でよく使う根菜は、意外と水分を含んでいます。
玉ねぎや大根などの煮物をホットクックで調理すると、素材からかなりの水分が出ます。
そうしたことを考えて、濃いめのだし汁にするのです。
塩分や酒などは、蒸発することが少ないホットクックの調理工程においては、控えめに入れる方が良いでしょう。
まずい煮物にならないように、調味料よりも濃いめのだし汁で味を決めるような感じで味付けしましょう。
魚や肉などを使った煮物などは、しっかりと下ごしらえすることも大切です。
そうすることにより、ホットクックに入れる酒の分量を減らすことが出来ます。
公式レシピのまずい原因である酒の分量を、こうしたことで減らすようにすれば、ほとんどの煮物は美味しく出来上がります。
ホットクックのメリットとデメリット
すでにホットクックを使っている人ばかりではないので、レシピの話ばかりだとピンとこない人もいるでしょう。
そこで、これから購入を考えている人のために、ホットクックのメリットとデメリットをまとめてみました。
- キッチンに居る時間が大幅に短縮する
- 電気調理器なので火を使うことがないから安全
- タイマーで予約調理が出来るので、帰宅後すぐに食べられる
- 自動調理機能があるので、調理工程で失敗することがない
- 子供の離乳食が簡単に作れる
- 長時間かかる料理でも気軽に取り掛かれる
ホットクックで作るようになると、キッチンに立っている時間が大幅に減ります。
その分、その時間を有効に使うことが出来ます。
普段から家事をする時間に追われている人には、とてもありがたい事です。
ほったらかしにしている間に、子供の相手も出来ます。
その間も、電気調理器なので、火加減の心配もありません。
うっかりして、鍋をかけ忘れて焦がしてしまうという事もありません。
小さな子供がいる人には、離乳食が簡単に作れるというのも、大きなメリットではないでしょうか。
離乳食というのは、いざ作ろうとすると意外と時間が掛かります。
他のメニューをコンロで作っている間に出来るので、とても時間短縮になります。
このように、通常なら時間の掛かる調理でも気軽に取り掛かれるので、メニューの幅がグンと広がります。
- 本体が大きいので場所を取る
- 付属レシピがまずい
- 予約調理出来ないメニューがある
- 本体パーツが多い
- 値段が高額である
ホットクック本体の大きさは、2~4人用の1.6Lサイズで、幅36センチ奥行28センチ高さ23センチです。
我が家の炊飯器より大きく、横幅も広いです。
これを置くとなると、かなりのスペースが必要になります。
電子レンジや炊飯器の場所は確保出来ても、ホットクックまではちょっと厳しいですよね。
付属で付いてくる公式レシピの評判が、あまり思わしくないというのもネットでよく見かけます。
こちらは先に述べた通り、たいてい酒の分量が多すぎるというのが原因のようです。
ホットクックは、材料をすべて入れておき、予約で自動調理出来ることが大きな魅力です。
こうした機能を使って、帰宅後にすぐ食事をすることも出来るわけです。
ですが、中にはこの機能が使えないメニューもあるので、購入前にはしっかり調べておきましょう。
ホットクックを購入するにあたって、大きさの次に悩む部分は、本体価格の値段と言えるでしょう。
6万円以上の価格となると、いくら便利と言えど、やはり躊躇(ちゅうちょ)してしまいますよね。
ですが、今では10万円以上の炊飯器なども珍しくないので、使いこなせるのでしたらお値打ちなのかもしれません。
購入した人のレビューなどを見ると、ほとんど毎日使い続けている人が多いですね。
私はまだ購入していませんが、毎日使いこなせる自信がありません。
ですが、使っていくうちに慣れていくとのことなので、意外と早く使いこなせるようになるのかもしれませんね。
ホットクックの口コミ
ここでは、実際に使っている人の口コミを紹介したいと思います。
賛否両論、さまざまな意見がありますね。しかし、ホットクックで作れる料理の向き不向きをしっかりと理解すれば、上手に活用できるのではないでしょうか?
まとめ
- ホットクックがまずいと言われるのは、メニュー選びに問題がある
- まずい料理にしないために、ホットクックの特徴を知る
- ホットクックは炒め物には向かない
- まずい料理になってしまうのは、ホットクックを万能だと思うことが原因
- コツさえつかめば、レシピ通りの美味しい仕上がりになる
- ホットクックは高額な商品なので、メリットとデメリットをよく理解する
今回は、便利と評判の高いホットクックについてまとめてみました。
まずいというう噂もありますが、どうしてそのようになってしまう理由も、理解出来たのではないでしょうか。
これから購入を考えている方の参考にしていただければ幸いです。
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