髪を明るく染めている人は、眉毛の色も脱色している人が多いかと思います。
私も髪が明るいのですが、眉マスカラを使っているので、毎日眉マスカラをするのが面倒臭く、脱色するのもありかなと考えています。
眉毛を脱色する場合、多くの人は市販のものを使うかと思いますが、市販の眉毛脱色を使うと、脱色しすぎてしまうのではないかと考えてしまう人も多いのではないでしょうか?
私も市販のものを使って脱色しすぎたときのことを考えて、踏み切れずにいます…。
市販の眉毛脱色を使って脱色しすぎたときにも、対処法はあります。
市販のもので眉毛を脱色しても大丈夫なのか、脱色しすぎた場合はどうすればいいのか、確認してみましょう。
眉毛の脱色を市販でするときのやり方
眉毛を自分で脱色するときは、脱色するタイミングや脱色前のケアなど、踏まえるべき段階がいくつかあります。
順を追って確認していきましょう。
1.脱色するタイミング
お風呂上がりのときや肌荒れをしているときは、眉毛の脱色はNGです。
お風呂上がりは毛穴が開いており、薬剤が浸透しやすい状態です。
毛穴が開いているタイミングで眉毛の脱色をしてしまうと、より肌へのダメージが大きくなってしまうため、肌荒れを起こしやすくなってしまいます。
肌荒れをしている時に眉毛を脱色するのももちろんNGです。
今の肌荒れがよりひどい状態になってしまいます。
脱毛直前にカミソリを使って眉毛や顔の産毛を剃ることも、顔にとっては肌荒れの原因になりますので控えましょう。
2.目に入らないようにする
脱色クリームを多く塗りすぎてしまうと、液だれの可能性があります。
ただ塗る量が少なすぎてもうまく脱色が出来ないので、適量を塗るようにしましょう。
コットンやラップを眉毛の上に乗せることで、液だれを防止することが出来ます。
その場合、肌に直接脱色クリームが付いてしまうので、肌が弱い人はクリームで保護をする、ラップの大きさを調整するなど注意をするようにしてください。
万が一目に入ってしまった場合は、すぐに流水で洗い流して、眼科に行くようにしてください。
3.眉周辺にクリームを塗って保護をする
眉やまぶたの周辺の皮膚はとても薄く、弱いです。
脱色クリームを塗る前に、眉の周りにワセリンなどのクリームを塗るようにしましょう。
油分を含んだクリームを塗ることで、皮膚と脱色クリームの間に膜を作ることができ、肌荒れを防ぐ効果があります。
敏感肌の人や肌が弱い人は、この工程を忘れてしまうと肌荒れがひどくなってしまいます。
肌荒れをしたことがほとんどない、という方も、脱色クリームはとても効果が強い液剤ですので、必ず行うようにしましょう。
4.塗り忘れがないようにまんべんなく塗る
付属されているスパチュラや、市販の綿棒などを使ってまんべんなく眉毛に塗ります。
ざっくりと塗ってしまうと根本がきちんと脱色出来ていなかったり、眉尻の細い眉毛に塗れていなかったりするので、慎重に塗るようにしましょう。
5.きちんと洗い流す
時間を置いて洗い流す際は、洗い残しがないようにきちんと洗い流しましょう。
ティッシュやコットンで拭き取った後は、水やぬるま湯で洗い流すようにします。
水で洗い流す前に拭き取るのは、洗い流すときに目に入る危険性を少なくするためです。
余分な脱色クリームを湿ったティッシュやコットンで拭き取ってから、洗い流すようにしましょう。
また洗い流す時に洗顔石鹸を使ってしまうと、肌への刺激が強くなってしまいますので、水で洗い流すだけにすることがポイントです。
これらを踏まえて、きちんと対応をすれば、肌荒れを起こす危険性も少なく、自分で眉毛を脱色することが出来ます。
眉毛脱色におすすめの市販品
眉毛の脱色を市販商品でする時に商品を選ぶポイントはいくつかあります。
- 刺激が強すぎるものではないか
- 強い効果のものを1回使うのか、弱い効果のものを2回使うのか
- 使い切りタイプのものか
眉毛専用の脱色クリームは多くはないので、市販の眉毛脱色クリームが近くのお店に売っていない!という場合は、敏感肌用の身体用の脱色クリームを使いましょう。
頭皮用の脱色クリームは刺激が強いので、おすすめしません。
では眉毛の脱色をするときのおすすめの市販品をいくつかご紹介します。
エピラット
エピラットはドラックストアでよく見かける脱色クリームですので、手に入りやすいです。
値段も安価ですので、初めて眉毛の脱色をするという人や、頻繁に脱色したい人にはおすすめの市販品です。
口コミでも眉毛の脱色に使っている、というユーザーが多いので、他に試している人が多いというのも手に取りやすいですよね。
エピラットはチューブ式になっているので、必要な分量だけ混ぜて使うことが出来るのも大きなポイントです。
使い切りタイプだと、液剤が残ってしまったときに保存出来ないので、もったいないと感じてしまう人は多いのではないでしょうか?
全体の値段も安価で、1箱で何回も使うことが出来るため、非常にコスパがいい市販品です。
ただエピラットは眉毛専用の脱色クリームではないので、肌が弱い人や合わない人には刺激が強すぎる場合があります。
あくまでも自己責任となってしまいますので、痛みやヒリつきを感じた場合はすぐに使用をやめてください。
また、エピラットは敏感肌用に作られていますので、脱色作用はあまり強くありません。
眉毛の色が濃い方や毛が太い方は、2〜3回続けて染める必要がある可能性もあります。
ジョレンクリーム
ジョレンクリームは海外製品ですが、公式でも眉毛脱色OKと記載されている脱色クリームです。
日本のドラッグストアでは見かけることが少ないので、ネットで購入する人がほとんどです。
海外からの輸入になるので若干値段は高くなりますが、眉毛用でもあるので安心して使うことが出来ます。
アロエが入っているため肌への刺激が少ないこと、スパチュラとトレーがついているので使いやすいことも大きなメリットです。
少ない刺激で高い脱色効果を得ることができ、また肌にも優しいため、おすすめの市販品です。
購入する際は正規品かどうか、正規取扱店かどうかの確認を忘れずに!
正規取扱店の確認は、ジョレンジャパンのホームページで確認することが出来ます。
眉毛を脱色しすぎた場合はどうすればいい?
思っていたよりも脱色出来なかったときよりも、脱色しすぎた時の方がリカバリーは大変です。
そのまま新しい黒い眉毛が生えてくるまでにも時間がかかってしまいますし、遠くから見ると眉毛がないように見えてしまい、印象も悪くなってしまいます。
眉毛を脱色しすぎた場合は、眉マスカラを併用するのがおすすめです。
眉マスカラはカラーバリエーションは少ないものの、明るい茶色や暗めの茶色などの複数の色があります。
また眉マスカラは眉毛の脱色とは異なり、肌への負担はありません。
また黒い毛に眉マスカラを塗るよりも、明るい毛に眉マスカラを塗ったほうが、眉マスカラの色が出やすいという特徴もあります。
黒は色の中でも強い色ですので、黒い眉毛に明るい眉マスカラを塗っても、黒が勝ってしまいがちです。
反対に、明るい色は光を通しやすいので、明るい眉毛に眉マスカラを乗せることで、より明るさを出すことが出来ます。
眉マスカラを使ってより自分の髪色や瞳の色に合わせに行くという手段もあります。
また、脱色しすぎて眉毛が金に近い色になってしまった、眉マスカラをわざわざ買いに行くのも面倒臭い、という方は、脱色前に使っていたアイブロウを使うのも手段の1つです。
アイブロウは眉の毛と毛の間を埋めるように描きますが、細いアイブロウを使って、実際の毛流れを意識しながら描くことで、自然な眉毛に近い雰囲気を出すことが出来ます。
眉毛を脱色する前の化粧ではアイブロウやアイペンシルを使っている人がほとんどかと思いますので、自宅に1本もない、という方は少ないでしょう。
毎日の化粧時間を減らすために脱色をしたい、と思っている方には、眉ティントがおすすめです。
眉毛自体に色を着ける眉マスカラや、毎日地肌に塗るアイブロウ・アイペンシルとは違い、地肌に長い期間色を着けるものです。
自分好みの眉毛の形にすることが出来たり、化粧を落とした後も眉毛を残すことが出来たりと、普段の化粧にかける時間を大幅に減らすことが出来ます。
眉毛が人に与える印象は大きく、眉毛がなかったり、ボサボサの眉毛だったりするだけで、自分の第一印象は大きく変わってきてしまいます。
化粧を落とした後にちょっとコンビニに行きたいなと思ったときや、リモートワークで化粧は面倒臭いけどオンライン会議はある、というときにも楽ですね。
眉ティントは脱色よりも肌への刺激は少ないものの、眉マスカラやアイブロウ・アイペンシルよりは負担がありますので、使い方や肌質に合うかの確認は注意する必要があります。
このように、脱色しすぎたときでも、リカバリー方法はいくつかあります。
自分が脱色したいと思った理由や肌質に合わせて、対処方法を考えると良いかと思います。
眉毛の脱色するときの時間は?
実際に自分で眉毛を脱色する時に気になるのは「時間」です。
どのくらいの時間おいておけばいいの?
脱色しすぎたから染め直したい…
1回脱色したらどのくらいの時間空けておいたほうがいいの?
それぞれの時間を確認してみましょう。
眉毛の脱色中の放置時間
眉毛の脱色を放置しすぎると、脱色しすぎてしまい、眉毛がなくなったように見えてしまいます。
そうならないためにも、眉毛の脱色時間は5〜10分程度と必ず測るようにしましょう。
使っている脱色クリームがスピーディータイプ、効果が強いタイプの場合は、5分程度と短い時間にする必要があります。
眉毛を染めていることを忘れて長時間放置してしまい脱色しすぎた、強い脱色クリームを使ったので肌が荒れてしまった、というのはよくある失敗です。
忘れないようにアラームを設定したり、鏡で頻繁に確認したりして、放置しすぎないようにしましょう。
5分程度時間が経ったら、一部分のクリームを取り除いて、どのくらい色が抜けているのか、今どんな色になっているのかの確認をするようにすると、失敗が少なくなります。
美容院で髪を染めるときや脱色をするときも、美容師さんは必ず髪の染まり具合を確認してから洗い流していますよね。
10分経ってもあまり色が抜けていない場合は、1分刻みなど細かく時間を延長するか、一度洗い流して複数回試してみるようにしましょう。
時間を延長するときは、長くても15分までにしたほうが良いです。
長い時間染めていると肌への負担が大きくなってしまいますので、長い時間粘らない方が肌荒れの可能性が少なくなります。
脱色に失敗した!複数回使いたい!という時に空ける期間
脱色しすぎたから染め直したい、思っていたよりも脱色出来ていなかったからもう一度やりたい、といったときは、どのくらい期間を空けるべきなのでしょうか。
以前髪の毛のブリーチについての記事でもお伝えしたとおり、脱色は非常に強い液剤のため、短い期間で複数回行うと皮膚に影響が出てしまいます。
眉は頭皮よりも皮膚が弱いため、より脱色クリームのダメージを受けやすくなってしまいます。
そのため、眉毛の脱色やカラーリングをもう一度したいと思ったときは、最低3日は時間を空けるようにしましょう。
眉毛の脱色頻度
眉毛は1ヶ月でおよそ4mmほど伸びると言われています。
根本が黒いのが気になる、という方は10日〜2週間に1回でもいいですが、肌への負担が大きいので、できれば2〜3週間に1回程度と期間を空けるようにしましょう。
皮膚が弱い部分ですので、あまり頻繁に眉毛の脱色をすることはおすすめしません。
脱色をするのは眉毛のほとんどが生え変わったタイミングにして、それまでは眉マスカラで黒い部分を隠す、といったようにすることがおすすめです。
眉毛が伸びるスピードは人によって異なりますので、あまり期間に縛られず、自分の眉毛や肌の状態を見ながらタイミングを考えると、負担やストレスも少なくなるかと思います。
日常的に眉周りの保湿やケアをすることも忘れないようにしましょう。
まとめ
- 市販品で眉毛の脱色をする場合は、肌に優しいものを選ぶ
- 長い時間置いておくと脱色しすぎてしまうため、こまめに確認する
- 脱色しすぎたときは眉マスカラや化粧を併用する
- 複数回市販品を使うときは時間を空ける
眉毛の色を整えるだけで一気に垢抜けて見えるため、眉毛の脱色はおすすめです。
女性はもちろん、男性が使っても顔の印象は大きく変わります。
市販品を使って脱色しすぎたときも、対処法を知っていればより手を出しやすくなりますよね。
眉毛周辺の肌は非常に薄いため、脱色をするときの肌のコンディションや脱色前のお手入れには気をつける必要があります。
脱色をする前に必ずパッチテストを行うことと、脱色しすぎた!とならないようにこまめに脱色具合を確認することが大切です。
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