SNSで大人気のDUOのクレンジングバームはご存じですか。
ドラッグストアやコスメ販売店で、売り切れが続出していますよね。
私も、DUOのクレンジングバームは大好きです。
そんなDUOのクレンジングバームのなかでも、大人気なのが黒いクレンジングバーム「ブラックリペア」です。
ですが、ときおり「DUO使ったけど毛穴汚れが取れなかった」というような残念なクチコミを見かけることも…。
本当にDUOの黒は毛穴汚れに効果がないのか、元エステティシャンの私が調べました。
DUOの黒が毛穴汚れに効果ない
そんな効果ない結果にならないためにも、DUOの黒が毛穴汚れにはたらくメカニズムや正しい使い方を解説します。
DUOの黒は毛穴汚れに効果ないの?
結論からお話すると、DUOの黒は毛穴汚れにある一定の効果はあるでしょう。
DUOの黒が毛穴汚れに効果を発揮する理由は3つです。
- 炭が毛穴汚れを吸着するはたらきがあるから
- アルガンオイルなどの独自配合オイルによる角栓を溶かすはたらきがあるから
- 発酵成分のはたらきにより、肌をやわらかくするから
DUOの黒は、毛穴汚れに対し、ある一定の効果はあるでしょう。
ですが、「角栓が根絶」などの過度な期待は避けましょう。
また、肌の状態に合わせて、正しい使い方でクレンジングすることが大切です。
使い方を誤ると、「DUOの黒は毛穴に効果ない」なんて残念な結果になるでしょう。
では、なぜDUOの黒が毛穴汚れに効果がない結果を招くのか見ていきましょう。
「DUOの黒を使っても毛穴に効果ないんだけど、どうして?」と思っているあなたは必見です。
DUOが毛穴詰まりを落とすはたらきを解説!
まずは、DUOの黒が毛穴詰まりを落とすはたらきを見ていきましょう。
- 炭が毛穴汚れを吸着するはたらき
DUOの黒に配合されている炭には、小さな穴が無数に開いています。
炭には、不純物などの気体や液体をその穴(細孔)に吸着する性質があります。
DUOの黒には、活性炭が配合されているから、クレンジングした際に浮き出た汚れを吸着できるんですね。
- 角栓による毛穴詰まりを、独自配合オイルが溶かして落としやすくするはたらき
DUOの黒には、DUO独自で配合されたオイルが入っています。
あのとろーんとしたバームが溶けだす感じは、オイルが配合されているからなのでしょう。
肌の角質層に潜む皮脂は、脂が含まれています。
皮脂がターンオーバーの乱れなどを理由に固くなってしまったものが角栓です。
毛穴詰まりの正体は角栓ですね。
角栓、いわゆる皮脂には、毛穴から雑菌が入り込むのを防いだり、肌を乾燥させないはたらきがあります。
きちんと意味があって作り出されているんですね。
皮脂を毛穴から全て除去してしまうと、毛穴から雑菌に入られまいと、肌を乾燥させまいと過剰に皮脂をつくりだします。
そのため角栓は、少しずつ溶かして落とすを繰り返すことが大切です。
また、肌のターンオーバーは約28日周期。その周期に合わせるように、ゆっくり少しずつ落とすことが大切です。
DUOの黒は、使い続けることではじめて効果を実感できるでしょう。
- 発酵成分による肌を柔らかくするはたらき
DUOの黒には、コメ発酵エキスなど発酵成分が含まれています。
発酵成分には、角質層を柔らかくするはたらきがあります。
ターンオーバーが乱れると、角質が肌からうまくはがれ落ちず、肌がごわごわする原因となります。
発酵成分は、ごわごわした肌を柔らかくし、不要な角質を落としやすくしてくれます。
DUOの黒は、肌を柔らかくすることで、皮脂が毛穴詰まるのを防いでくれるんですね。
DUOを使っても毛穴が消えないのはなぜ?
DUOの黒が、毛穴汚れを落としやすくする効果があることは分かりましたよね。
ではなぜ、DUOの黒を使っても毛穴が消えないのでしょうか。
- 毛穴にいまだ角栓が残っている
- 角質層に十分な保水保湿がなされていない
- 肌のたるみ
- 毛穴にメラニン色素が沈着している
毛穴は閉じた状態で目で確認すると、いわゆる毛穴が消えた状態となります。
では、なぜ毛穴が消えない状態になるのでしょう。
- 毛穴に角栓が残っている
いうまでもなく、毛穴に角栓が残っていると毛穴を閉じることができません。
DUOの黒を正しく上手に使い続けて、毛穴に詰まった角栓を溶かしだしましょう。
元エステティシャンの私が、おすすめの使い方を後ほど解説します。
- 角質層に保水保湿がなされていない
肌の角質層は、一つひとつの細胞が無数に段を作ることでできています。
この一つひとつの細胞が水分をたくわえ、また細胞と細胞のあいだに脂をいきわたらせることで毛穴がキュッと引き締められます。
ですが、この細胞に十分な水分と細胞間に脂がないと細胞がふっくらしません。
この肌が乾燥した状態が、毛穴を開いた状態にしてしまうんです。
結果、毛穴が消えないということに…。
DUOの黒を使って毛穴汚れは取れても、保水保湿が十分されていなければ本末転倒な結果となります。
- 肌のたるみ
角質層より奥深く、真皮には肌の弾力を維持するはたらきをするコラーゲンがあります。
コラーゲンは、残念ながら加齢など様々な原因が重なり、二十歳前後を境に減少していきます。
コラーゲンが減少すると肌のたるみを招くのですが、同じように毛穴がたるみ、結果毛穴が開いた状態になります。
肌のたるみによる毛穴の開きは、DUOの黒では効果を得られません。
- 毛穴にメラニン色素が沈着している
メラニンには、肌を外の刺激から守るはたらきがあります。
メラニンは、ただシミをつくっている悪い細胞ではありません。
きちんと意味があって色素を沈着させています。
毛穴も外からの刺激を受けると、肌を守ろうとメラニンがはたらきます。
過度な鼻パックはまさに外からの刺激です。私も昔ひんぱんにおこなっていました。
メラニンによる色素沈着で、毛穴が開いたように見えているんですね。
毛穴の色素沈着は、DUOの黒では改善はむずかしいでしょう。
DUOの黒を使って正しく毛穴ケア!
DUOの黒を使って毛穴ケアしていきましょう。
肌タイプ別で解説します。
- 脂性肌
脂性肌の方は、DUOのクレンジング前にしっかり毛穴を開かせる必要があります。
フェイシャルスチーマーなどをお持ちの方は、スチーマーをあてながらクレンジングすることをおすすめしますが、なければホットタオルを利用しましょう。
乾燥した室内でホットタオルをしてからクレンジングするより、入浴時の湿度が高い状態の中でホットタオルをしてからクレンジングすることをおすすめします。
脂性肌の方は、肌の乾燥が原因で過剰に皮脂を分泌させている可能性があります。
毛穴汚れが気になるからといって、何度も指の腹でくるくるマッサージしないように気を付けましょう。
二回ほどくるくるするだけで、汚れは落とせるので毛穴ケアになるでしょう。
また、力加減にも注意が必要です。
肌の表面だけをなでる感じでマッサージしましょう。
からをむいたゆで卵をなでるような力加減をイメージしてみてくださいね。
洗い流す際は、両手いっぱいにぬるま湯を取り、肌に触れずぬるま湯のみを顔につけて洗い流すイメージです。
だからといってシャワーヘッドを、顔に向けて洗い流すことは肌には御法度ですよ。
洗い流したあとは、しっかりと保水保湿を心がけましょう。
- 乾燥肌
乾燥肌の方におすすめの使い方は、メイクをしたままシャンプーなどを済ませ、お風呂から出る直前にDUOでクレンジングすることです。
クレンジングをした肌は、無防備な状態。
いくら湿度の高いお風呂の中とはいえ、肌の水分は少しづつ蒸発します。
あらかじめシャンプーなどを済ませ、顔や手についた水分を一度タオルで拭いてからクレンジングしてみてください。
また、クレンジングを終えて、お風呂の中で化粧水や乳液を使って十分に保湿してから、お風呂から出ることをおすすめします。
DUOを使うだけではなく、保水保湿をすることが毛穴ケアには大切です。
肌にふれて、肌表面が少しひんやりするくらいがベストな保水状態です。
この方法をターンオーバーが一回りする28日間試した頃には、少し変化が見られるかもしれません。
- 敏感肌
敏感肌の方には、DUOのブラックリペアはおすすめできません。
微粒子ではありますが、炭が含まれています。
炭の粒子が、肌を傷つけてしまう恐れがある為おすすめできません。
敏感肌の方でも使えるDUOのクレンジングバームがあるので、そちらを使ってみることをおすすめします。
まとめ
- DUOの黒は毛穴汚れを落とす効果はあるが、使い続けることが大切である
- DUOの使い方を誤ると、DUOは効果ないという結果を招く恐れがある
- DUOの黒を使うだけでは、毛穴ケアは不十分である
- DUOが毛穴に効果ない理由は、肌が毛穴を閉じることができないことにある
- DUOの黒は敏感肌の方にはおすすめしない
SNSなどで大人気のDUOの黒ですが、毛穴汚れを落とす効果は期待できそうです。
ですが、肌のタイプによって使い方を工夫する必要がありそうです。
また、毛穴が消えない理由は様々で、その理由によってはDUOは効果ないという結果を招くでしょう。
DUOの黒を使うだけでは、毛穴の悩みが解決できるわけではありません。
乾燥、紫外線、外部刺激、食事、睡眠など様々な因子が重なり、毛穴トラブルを引き起こします。
それらの因子に対策をすることで、綺麗な状態へと導くことができるのです。
なぜ毛穴から皮脂が出るのか、なぜメラニンは色素を放出するのかなど根本的な肌のはたらきを知ることで美肌に近づけると思いますよ。
あなたの肌が、綺麗で健やかな肌になることを祈っています!
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