ジャスミン茶は香りが華やかなお茶で「花茶のクイーン」とも呼ばれ、多くの人が1度は飲んだことがあるのではないでしょうか。
美容や健康にも良いとされ、最近ではコンビニのペットボトル飲料でもよく見かけるようになりました。
では、あなたはジャスミン茶がどのようなお茶で、飲むとどんな効果があるかなどご存じでしょうか?
またそんな中で、このような意見をあなたは聞いたことがあるでしょうか?
「ジャスミン茶を飲むことで、体臭がなくなる」
「ジャスミン茶を飲むと、ワキガになる?ワキガが治る?」
よい香りのジャスミン茶を飲んでワキガになるのはにわかに信じられない気もします。
こちらの記事では、ジャスミン茶の特徴を解説しつつ、「ワキガになる」噂が本当なのかどうか検証していきます!!
ジャスミン茶でワキガになる?体臭への影響とは
人気のジャスミン茶ですが、そもそもどんなお茶なのでしょうか?
お茶の発祥地でもある中国では、茶器を使って「香り」を楽しみ、次に「味」を楽しむという習慣があります。
中国では、花茶(フアチャー)と呼ばれるお茶に花の香りをつけたものや、花そのものを原材料としたお茶があるのです。
日本でも有名なジャスミン茶は「花茶」の中でも代表と呼べるようなお茶で、驚くべきことにジャスミン茶は元々は緑茶なのです!!
ジャスミン茶は、緑茶の中でも釜炒り茶といって、茶葉を釜で炒ることで酸化発酵を止めるお茶を使用することがほとんどです。
そして、緑茶の仲間であるジャスミン茶には、カテキンやテアニンといった緑茶と同じ成分が含まれています。
緑茶と同様に健康効果が期待できるといわれています。
また、ジャスミン茶の香りに含まれているリナロールという物質は、鎮静作用や抗不安作用、抗菌作用もあると言われているのです。
そんなジャスミン茶を飲んで、ワキガになるという噂は本当なのか?体臭にも影響があるのか?
にわかに信じがたいですね。なぜこのような噂が存在するのでしょうか?
結論からお伝えすると、ジャスミン茶を飲んでワキガになることはありません!
ではなぜ、このようなワキガになるという噂が出ているのでしょうか。
そもそもワキガの原因は先天的なものがほとんどであるということがわかっています。
もし、先天的なもの以外には食生活をはじめとした生活習慣を見直すことで改善する可能性もあると言われています。
ある特定の食品を摂取しなくなったからといって、ワキガになることが防げることは少ないと考えてよいでしょう。
なぜ「ジャスミン茶を飲むとワキガになる」という噂が生まれたのか推測すると、次のようなことが考えられます。
ジャスミン茶にはカフェインが含まれているので、そのカフェインにより利尿作用が働きます。
体内の水分が不足状態となり、それによって体臭に影響を及ぼしている可能性はあるかもしれません。
体が脱水状態になるため、便秘になりやすい傾向となり、腸内環境が便のニオイの原因となるインドールやスカトールという物質が蓄積します。
これによって、口臭や体臭の原因ともなると考えられているのです。
また、ジャスミン茶だけでなく、カフェインが多く含有されている飲料にも言えることですが、摂取量が多くなると交感神経が活発になり発汗しやすくなります。
多量のカフェインにより、自律神経が乱れてしまうことが原因です。
体臭が強い人は、大量の発汗により汗や油分、そして菌が繁殖しニオイに繋がってしまう恐れがあります。
これらの理由により、「ジャスミン茶を飲むとワキガになる」という噂が発生したのかもしれませんね。
ジャスミン茶でワキガになるのか口臭がなくなるは本当?
ジャスミン茶を飲むことでワキガになるというのは、直接的な根拠がないことがわかりました。
では、口臭がなくなるという噂はどうなのでしょうか?ジャスミン茶を飲むとワキガになるという噂と同様に広まっているようです。
ジャスミン茶はもともと緑茶に1種ということをお伝えしてきました。
緑茶にも含まれるカテキンが、ジャスミン茶にも含まれており、殺菌や抗菌作用があると言われています。
菌が原因で口臭になっている場合、適量を正しく摂取すれば菌の減少、つまり口臭が改善される可能性もあります。
口内炎や歯周病なども最近が原因で悪化することがある病気ですよね。
口の中のトラブル予防にも、殺菌効果のあるジャスミン茶を飲むことは口臭予防にもなります。
また、カテキンには抗酸化作用もあるので、日常生活を送っていて自然に排出される皮脂などの酸化臭を予防してくれる効果も期待できます。
ニンニク料理など、香りが強くニオイの気になるものを食べた時は、食後にジャスミン茶を飲むと口の中がすっきりとして、口臭予防にもぴったりですね!!
「ジャスミン茶を飲むとワキガになる」という噂は根拠がないけれど、口臭予防は含有成分からも、効果が期待できそうですね!
ジャスミン茶でワキガになるのか飲むことのメリットはある?
ジャスミン茶の中には様々な成分が含有されていることがわかりました。
「ジャスミン茶を飲むとワキガになる」という噂はカフェインが入っていて、そのことから生まれた噂ではないかと予測されます。
また、食後に楽しむことによって口臭予防にもなることをお伝えしてきました。
その他ジャスミン茶に含まれる成分でどのようなメリットがあるのでしょうか?
ジャスミン茶に含まれるカフェインによって、利尿作用があることはデメリットの1つですが、同じ成分でメリットになる点もあります。
カフェインは、脂肪燃焼を助け、摂取された脂肪が体の中に溜まるのを予防する働きがあります。
飲むタイミングとしては、「食事と一緒に飲む」ことがベストだとされています。
脂肪燃焼の働きのある成分の効果が現れるのが、摂取してからの目安が30分後なのでその後、運動をするなら脂肪の分解や燃焼が促進される30分後がおすすめです。
ただし、「ジャスミン茶に含まれるカフェイン」が脂肪燃焼を助ける働きがあるという点に注意してください。
ダイエット中の方や脂肪燃焼を意識している場合は、理解した上でジャスミン茶を楽しむのも良いですね。
飲むだけで痩せるわけではありませんので、ジャスミン茶を飲んで運動することを忘れないようにしましょう!!
2つ目のメリットは、ジャスミン茶に含まれるカテキンやタンニンの働きです。
ジャスミン茶を飲むことで、美肌効果あると言われていますが、カテキンやタンニンの働きによるものです。
シミやシワは美肌の大敵ですよね。これは原因のひとつとして体内が酸化してしまうという点です。
カテキンやタンニンには、抗酸化作用があり体内が酸化してしまう速度を抑制してくれる働きがあります。
また、同様にビタミンCも含まれており、美肌に欠かせないコラーゲンの生成をサポートしてくれたり、皮脂分泌量の調節、また血液やリンパの流れをよくしてくれる働きがあります。
今ではコンビニなどでも手軽に手に入れられるジャスミン茶を飲むことで、このように美肌効果を助けてくれるのはとても良いメリットの1つですね♪
より、効果を高めたい場合は「温かいジャスミン茶」を飲むように心がけてみましょう!!
冷たいジャスミン茶よりも、血流がよくなり、からだを温めてくれるため美肌効果もアップすると言われています。
最後に、ジャスミン茶を飲むメリットとして、リラックス効果が挙げられます。
ジャスミン茶の成分の中にはリロナールが含まれていますが、この成分がジャスミン茶の特徴とも言える香りのもととなっています。
リロナールには、抗不安作用の効果がある成分が含まれているのです。
緊張するシーン、例えば仕事での大きな会議前や学校での試験前に飲んだり、朝目覚めがスッキリしないという方にもおすすめです!!
「ジャスミン茶を飲むとワキガになる」という噂が衝撃的なので広まっていますが、ワキガになるというのは根拠がなく、その他メリットがたくさんあることがわかりましたね。
まとめ
- ジャスミン茶を飲むことでワキガになるという噂には根拠がない
- ジャスミン茶を飲み過ぎると、成分に含まれるカフェインで利尿作用が働き、体臭が発生する場合がある
- 脱水症状になると、便秘気味になり、それが原因で体臭や口臭が発生する恐れもある
- ジャスミン茶に含まれるカテキンの働きにより、口臭を和らげてくれる
- ジャスミン茶に含まれる成分の働きにより、美肌効果や脂肪燃焼効果も期待できる
- ジャスミン茶に含まれるリロナールには、リラックス効果もある
検証の結果、「ジャスミン茶を飲むとワキガになる」という噂は根拠がないことがわかりました。
噂はメリットよりも衝撃的なデメリットの方が広まる傾向がありますよね。
華やかな香りのジャスミン茶を飲んでワキガになるというのはとても衝撃的です。
今回の記事では、メリットも多くご紹介してきましたが、注意したい点は何事も「適量」が大切ということです。
口臭予防や、脂肪燃焼、美肌効果に加えてリラックス効果などたくさんのメリットがありますが、だからといって「多く」飲めば良いというものではありません。
目安としては1日1リットルまで、カフェイン摂取の目安でいうと200mgまでが1番効果の出やすい摂取量と言われています。
せっかくなら、ジャスミン茶の効果を意識しながら美味しく飲むのがよいですね♪
あなたも是非ジャスミン茶を飲む時は、意識してみましょう!!
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