家庭にある懐中電灯や、キッチンタイマーなど、さまざまなものに乾電池が使用されています。
そのため、乾電池は私たちの生活になくてはならないものと言えるでしょう。
しかし、乾電池は便利ですが、使用していくと残量がなくなっていきますので、使えなくなってしまいます。
使用済みの乾電池は、燃えるゴミや資源ゴミではなく、乾電池専用の回収ボックスに捨てる必要があります。
私たちの生活に身近なスーパーでは乾電池の回収はしていませんので、ホームセンターに行ってみる方もいるかもしれません。
しかし、ホームセンターでも乾電池の回収をしているお店と、していないお店があるようです…。
乾電池を捨てる場所に
困ってしまいますね…。
そこで、ホームセンターで使用済みの乾電池の回収はやっているのか、詳しく調べてみました。
乾電池の回収はホームセンターでほぼ行われていない
日本全国にあるホームセンターの会社は、大手企業はもちろん、中小企業を合わせると46社あります。
その46社のホームセンターのうち、大手企業と言われる10社と店舗数は、下記の通りです。
企業名 | 店舗数 | |
1 | DCMグループ | 847店舗 |
2 | コメリ | 1,272店舗 |
3 | カインズホーム | 220店舗 |
4 | コーナン | 350店舗 |
5 | ナフコ | 367店舗 |
6 | ビバホーム | 93店舗 |
7 | 島忠・ホームズ | 59店舗 |
8 | ムサシ | 41店舗 |
9 | 東急ハンズ | 49店舗 |
10 | ロイヤル | 59店舗 |
居住地域によって出店していない企業もありますので、もしかしたら知らないお店もあるかもしれません。
しかし、多くの人はどれか1社だけでも知っているお店があるのではないでしょうか??
私も利用したことがある
お店ばかりです。
生活に必要なキッチングッズや、洗濯洗剤など種類豊富に取り揃えられているホームセンターですが、乾電池の回収は行っているのでしょうか??
乾電池を購入したことはあるけど、
回収しているかは知らないなぁ…。
そこで、ホームセンターの大手企業のホームページやTwitterの情報をもとに、乾電池の回収をしているのかを調べてみました!!
すると、ボタン電池は回収している会社が多かったのですが、乾電池の回収はあまり行われていないようです…。
乾電池 | ボタン電池 | ||
1 | DCMグループ | × | ○ |
2 | コメリ | × | ○ |
3 | カインズホーム | ○ | ○ |
4 | コーナン | × | × |
5 | ナフコ | – | ○ |
6 | ビバホーム | – | – |
7 | 島忠・ホームズ | – | ○ |
8 | ムサシ | – | – |
9 | 東急ハンズ | – | – |
10 | ロイヤル | – | ○ |
○は回収している、×は回収していない、-は情報がありませんでした。
各会社の公式ホームページとTwitterでの情報を集めましたが、店舗によって乾電池もしくは、ボタン電池の回収を行っていない場合もあるようです。
乾電池やボタン電池を
持っていく際は、
お店の方に聞いてみてくださいね。
ホームセンター10社を調べてみましたが、ボタン電池は回収を行っていましたが、乾電池は回収はほとんどされていないことがわかりました。
使用済みの乾電池が捨てられないと
溜まってしまい、困りますよね…。
ですので、使用済みの乾電池はどこに捨てたら良いのか、お話ししていきますね!!
乾電池の捨て方は、種類によって違う
乾電池は、主に4つに分類されています。
この4種類の乾電池は、それぞれ捨て方が異なります。
私も乾電池の処分方法に
違いがあることは知りません
でしたので、驚きました…!!
それぞれの乾電池の捨て方は、次の通りです。
このように乾電池の種類によって、処分の仕方が違います。
なんで種類ごとに回収方法が
違うのでしょうか??
それは、電池同士が接触したことによって火災につながる危険があるからです。
Twitterで調べると、過去にも乾電池が原因で火災になったケースが多くありました…。
そのため、セロテープなどを貼り、電流が流れないようにしてから、決められたルールで処分するようにしてくださいね。
乾電池の回収はヤマダ電機はやっていない!
乾電池は、ヤマダ電機などの家電量販店に限らず、100円ショップやスーパーマーケットなどでも販売されています。
乾電池はどこに行っても販売されていますので、誰でも簡単に手に入れることができます。
簡単に入手し、使用することができる乾電池ですが、先ほどもお話しした通り、乾電池の種類によって回収の方法が異なります。
そのため、乾電池の回収方法を把握し、適切に処分しなくてはいけません。
ホームセンターでは乾電池の回収を行なっていない企業が多かったですね。
家電を多く取り扱っている
ヤマダ電機では、
乾電池の回収は
しているのでしょうか??
その答えは、乾電池の回収は行われていません。
しかし、電池の種類によっては回収している種類もあるそうです。
具体的に、ヤマダ電機で回収している電池と回収していない電池は何かをお話ししていきますね。
リチウムイオン電池とボタン型電池は回収可能
ヤマダ電機で電池の回収をしているのは、次の2種類です。
リチウムイオン電池は、最近よく聞くことが多いかと思いますが、なんのことかご存じですか??
リチウムイオン電池は、充電をして何度も繰り返し使えるタイプの電池のことで、二次電池と言います。
スマートフォンやタブレットなど
多く使用されています!
ボタン電池は、使い切りタイプの電池を、一次電池と言います。
ボタン電池の型番として、「LR」、「SR」、「PR」という型番がありますが、いずれかの記載があるボタン電池は回収可能のようです。
「LR」、「SR」、「PR」の
違いはなんですか??
「LR」、「SR」、「PR」の違いは、下記の通りです。
この3種類のボタン電池であれば回収をしているようです。
乾電池とコイン型リチウム電池は回収していない
ヤマダ電機では、乾電池(マンガン電池とアルカリ電池)と、コイン型リチウム電池の回収は行なっていないそうです。
乾電池は、主に下記のものなどに使用されています。
また、コイン型リチウム電池を使用しているものは、下記の通りです。
また、コイン型リチウム電池とボタン電池は似ていますので、見分け方をお話ししておきましょう。
ボタン電池では3つの型番がありましたが、コイン型リチウム電池にも型番が2種類あります。
コイン型リチウム電池の型番は、下記の通りです。
ボタン電池とコイン型リチウム電池の違いを表にすると、こちらになります。
見た目 | 型番 | |
ボタン電池 | 小さい分厚い円筒形 | LR SR PR |
コイン型リチウム電池 | 大きい平べったい硬貨のような形 | CR BR |
ボタン電池とコイン型リチウム電池の見分けは難しいので、型番を見るのが1番良いかと思います。
また、ヤマダ電機には、電池の回収ボックスがある店舗とない店舗もあるそうです。
回収ボックスが
見当たらない場合は、
店員さんに声をかけてみましょう。
また、ボタン電池を購入した時に古い電池を回収しているケースもあるという情報がありました。
同じヤマダ電機でも
対応がマチマチなのですね…。
ヤマダ電機では、乾電池とコイン型リチウム電池は回収していませんので、自治体の指示に従って処分してくださいね。
乾電池の回収はエディオンでは店舗によって異なる
エディオンは、グループ店舗数、直営店舗数、フランチャイズ店舗数を合わせると、全国に約2,400店舗あります。
2001年4月から資源の有効な利用の促進に関する法律が施行され、小型充電式電池の回収・再資源化が義務付けられました。
エディオンでも小型充電式電池のリサイクル活動を促進するために、各店舗にて回収に努めているそうです。
エディオンで回収している充電式電池は、以下の通りです。
また、ボタン電池も回収しているそうですが、回収対象外となる電池もあります。
エディオンの公式ホームページを確認したところ、小型充電式電池に関して上記の記載がありましたが、乾電池に関しての記載はありませんでした。
そのため、エディオンでも
乾電池の回収はしていない
可能性があります…。
しかし、Twitterを調べてみると、乾電池を回収してくれたという人と、断られたという人がいました。
こちらのTwitterの投稿日時は、いずれも2021年、2022年のものです。
実際に店員さんに尋ねてみると、
お店によって対応が
異なっているのがわかりますね。
そのため、ダメもとでエディオンに使用済みの乾電池の回収を行なっているのか尋ねてみるのが1番良いかもしれません。
まとめ
- ホームセンターでは、乾電池の回収を行なっている企業は少ない
- ヤマダ電機で、乾電池の回収は行われていない
- エディオンでは、店舗によって対応が異なる
- 乾電池は、自治体の指示に従って処分するのが確実
乾電池は、小型家電を使用するのに欠かせないもので、手軽に手に入れることができるため、非常に便利ですよね。
便利な乾電池ですが、ホームセンターでは回収していない会社がほとんどです。
そのため、使用済みの乾電池が家の中に溜まってしまう一方で困る人もいるかもしれません。
乾電池の回収は、ホームセンターや家電量販店の会社または、各店舗で対応が異なりますので、断られてしまう可能性があります…。
かと言って、回収をしてくれるお店を探すのは大変です…。
そのため、ホームセンターに持っていくのではなく、自治体の指示に従って乾電池の処分をすることが1番良いかと思います。
乾電池を処分する際には、電流が流れないようにテープで貼ってから処分するようにしてくださいね!
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