もち麦は大麦の一種で、穀類の中でも栄養価が高く、体に良いとテレビや雑誌などに、取り上げられたことがあります。
もち麦は、水溶性食物繊維(大麦βーグルカン)と不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
この他に米に比べてビタミンEとビタミンB1が3倍、マグネシウムが9倍と様々な栄養素がたくさん含まれている優秀な食材です。
なので、もち麦は健康でダイエットに効果的!と言われていますが、その一方で、危険とも言われています。
ではなぜ、もち麦はたくさんの栄養素が含まれているのに、危険と言われることが多いのでしょうか??
あなたは、危険性がなく、おいしく食べることができたら、栄養価が高いもち麦を日ごろの食生活に、摂り入れたくありませんか⁉
では早速、もち麦の何が危険なのか!おいしく食べる方法とは⁉何かをご紹介致します。
もち麦は危険って本当なの?その理由とは??

そもそも栄養価が高いもち麦が、なぜ危険と言われているのでしょうか??
理由が分からないと、安心して食べられませんよね⁉
それは…国産ではなく、外国産のものが多いからです。

ええ!そうだったの!!てっきり国産とばかり思っていたよ。
スーパーで売られているもち麦の原産国は、ほとんどがアメリカとカナダを占(し)めています。
外国産と聞くと、「大丈夫かしら…」と不安になることがありますよね。
なぜなら、遺伝子組み換えや残留農薬の心配があるため、危険と思われるからです。
国産の食品がいいと思われているのは、安全性は高く、安心感があるのだと思います。
ですが、外国産でも国内でかなり厳しい審査を通過した、安全性の高いもち麦が多いので、危険性はほとんどありません。
その中でも、「はくばく」と言う穀物会社は、国産や外国産問わず、現地まで出向いて調査をしているため、厳しい管理を徹底しているので安全性が高いです。
スーパーには「はくばく」のもち麦が多く置かれています。
なので外国産だからと言って、過剰に心配する事はありません。
各メーカーが出している、情報をチェックして、信頼できるもち麦を選ぶことをおすすめします。

外国産でも安心して食べられるわね!
原産国がアメリカやカナダが多いのは、国内での生産が追い付かず、安定的に供給するためには輸入が必要だからです。
もち麦は危険ではなくダイエットに効く??

もち麦は危険と言われていますが、ちゃんと容量を守れば、全く危険ではありません。
むしろ、栄養価が高いので、普段の食事に積極的に取り入れることで、健康維持や美容、ダイエットにも効果があります。
女性にとっては嬉しいことばかりです。
食べ方や食べるタイミングに気を付ければ、もち麦は危険ではなく、ダイエット効果を期待できる優秀な食材です。
もち麦の栄養素は「大麦βーグルカン」「食物繊維」「たんぱく質」「ミネラル」「ビタミン」が豊富です。

スーパーフードだね
これらの栄養素が含まれていると…
- 糖の吸収を抑えてくれる
- 腸内環境を整えてくれる
- 便秘解消を促進してくれる
- 脂肪が燃えやすい体に改善してくれる
といった、健康でダイエットに良いことが分かりますね。

なぜ 「大麦βーグルカン」「食物繊維」「たんぱく質」「ミネラル」「ビタミン」がダイエットにいいの?

気になるよね!?
では詳しく説明するわね!!
水に溶ける水溶性食物繊維の一種です。
水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなって腸内環境を整え、腸の働きをよくすると言われています。
この大麦βーグルカンは一緒に食べた物の消化吸収をゆるやかにし、糖質の吸収を抑える働きを持っています。
その働きにより、食後の血糖値上昇を防ぐことができ、血中コレステロールを低下させる働きもあります。
血中コレステロールを低下させることで、動脈硬化予防やがん予防にも効果的です。
大麦βーグルカンの水溶性食物繊維の他、不溶性食物繊維も含まれています。
この2つのバランスが、腸内環境の改善に最も効果的です。
不溶性食物繊維は体内で水分を吸収して膨らみ、便のカサを増して腸のぜん動運動を活発にする働きがあります。
そして、水溶性食物繊維を腸の奥まで運んでくれる役割もしてくれます。
体にとって不要なものとくっついて体の外に出してくれます。
その他、食物繊維にはセカンドミール効果も期待できます。
このセカンドミールとは、その日の最初の食事(ファーストミール)に、食物繊維を含む食事をすることで、次の食事(セカンドミール)以降の血糖値が上がりにくくなります。
たんぱく質は筋肉や血液、臓器など体を作るために必要な栄養素です。
もち麦100gあたり10.6gも含まれており、白米は6.1gで、比較すると約2倍になります。
ミネラルは体の臓器や細胞の活動をサポートしたり、骨や筋肉の元となったり、体の調子を整えたりと重要な役割を果たします。
白米にはほとんど含まれていない、マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄など豊富なミネラル成分が含まれています。
健康維持や美容によいと言われている、ビタミンB群やビタミンEも豊富に含まれています。
ビタミンB群は糖質をエネルギーに変える時、サポートしてくれる性質があり、タンパク質と一緒に摂ることで、体内の代謝はスムーズに行われます。
ビタミンEは、血管や細胞などの老化を防止し、血行を促進するなどの生活習慣病予防に効果があります。
そのため、若返りのビタミンとも言われています。
「大麦βーグルカン」「食物繊維」「たんぱく質」「ミネラル」「ビタミン」は、女性が不足しがちな栄養なので、もち麦をプラスするだけで気軽に摂れるのは嬉しいですね。
腸内は人間の免疫細胞のおよそ7割が集まっていると言われます。
腸の調子を整えることで全身の健康につながります。
上記でも説明しましたが、食物繊維にはセカンドミール効果があります。
そのため、朝にもち麦を食べることで、朝食以降の血糖値上昇を抑えることができるので、1日を通して糖質や食生活をコントロールすることができます。
私もダイエットをした時、栄養が偏った方法をして体調を崩したことがあるので、そうならない為にも日々の食事にもち麦を摂り入れ、健康維持しながらダイエットできるのは嬉しいですね!!
もち麦は栄養価が高いけど間違えると危険な副作用とは??

もち麦はスーパーフードと言われるほど、栄養価が高いことが分かります。
しかし、そのもち麦の食べ方や用量を間違えると、危険な副作用が起こることをあなたは知っていますか??

知らなかったわ。どんな副作用があるの??

詳しく説明するわね!
もち麦の危険な副作用とは…
- 便秘になる
- おならが出る
- 下痢になる
- 胃痛を起こす
ダイエットや健康維持のためにもち麦を摂っているのに、副作用が出たら何のためにやっているのだろう…と思いませんか?
ではなぜ「便秘になる」「おならが出る」「下痢になる」「胃痛を起こす」と言った危険な副作用が起きるのでしょうか。
詳しくご説明致します。
もち麦は食べすぎによる「食物繊維の過剰摂取」が原因で便秘やおならを引き起こすと言われています。
これは、食物繊維が腸の水分を吸収しながら腸内を移動することから、起こりやすい副作用になります。
食べ過ぎると、必要以上に腸内の水分を摂られるため、便が硬くなって排便がスムーズにいかなくなり「便秘₌おならが出る」につながるというわけです。
おならが出るもう1つの原因として、単純に摂りすぎで腸内の動きが活発になり、おならが出やすくなるとも考えられます。
食物繊維によるおならは、健康上問題ないものと言われますが、頻繁に出ると気になっちゃいますよね(笑)
予防法として、食べすぎに注意し適量の水分を一緒に摂るように心掛けてください。
下痢や胃痛を起こす原因として、もち麦の食べすぎとしっかり噛まずに飲み込んでしまい、消化不良から引き起こす副作用になります。
下痢を引き起こすもう1つの原因として、もち麦に含まれる「フルクタン」と呼ばれる糖が入ってるからです。
この「フルクタン」は下剤と同じ働きをするため、食べ過ぎると下痢を引き起こしてしまいます。
なので、下痢の症状が出た場合は一度もち麦を食べるのはやめて、症状が落ち着いたら、少量から食べ始め、あなたの体と相談して食べる量は決めることをおすすめします。
安易に健康維持や美容のためといって食べすぎると、逆に負担がかかり、体を壊してしまうことがあります。
あなたの体が壊れては元も子もありません。
なので、くれぐれも食べすぎには気を付けましょう!!
また、もち麦はアミロペクチンが豊富で、含有量が多いほど、もちもちとした粘り気のある食感になりますので、よく噛んで食べることも忘れないようにしましょう!!
もち麦は食べる時間によって危険が及ぶ理由とは

もち麦は食べる時間帯によって体に危険が及ぶことをあなたは知っていますか??
それは、もち麦にたっぷり含まれる食物繊維が理由にあげられます。
もち麦は胃や腸の中でゆっくり消化されるので、腹持ちがよく、長い時間満足感が続きます。
そのため、夜にもち麦を食べると、寝る時間になっても消化しきれず、お腹が苦しいまま眠らなければならない可能性があるからです。
もち麦を夜食べることで、胃や腸に負担がかかるため、もち麦を「夜に食べると危険!」と言われてしまうのはこのことです。
ですが、絶対「夜に食べると危険!」というわけではありません。
もち麦を夜食べる時は、
- ご飯の量を減らす
- もち麦の割合を少なくする
など調整すれば、胃や腸に負担をかけずに、もち麦を夜に食べることができます。
もち麦の効果を発揮できる食べ方は??
先程、夜にもち麦を食べると、胃や腸に負担がかかりやすいと伝えましたが、では一体いつ食べるともち麦の効果を発揮することができるのでしょうか??
もち麦にたっぷり含まれる食物繊維のセカンドミール効果を最も発揮する時間は…
「朝食と昼食」です。
なぜなら、もち麦の水溶性食物繊維には糖の吸収を穏やかにする働き(食後の血統上昇を防ぐ)があり、その働きは次の食事によい影響を与えるからです。
朝食に食べることで、昼食の糖の吸収を穏やかにし、その昼食にもち麦を食べることで、夕食の糖の吸収を穏やかにします。
1日通して食べることで、食後の血糖値上昇を防ぐことができ、もち麦は満腹感も得られるので、食生活をコントロールしやすくなります。

間食の摂りすぎも防げるかも!!
体に嬉しい働きがたくさんあるもち麦を効率よく摂り入れていきたいですね。
もち麦単体でも食べられますが、独特な雑穀のにおいが気になるあなたは、白米と混ぜて炊くだけで、美味しいもち麦ご飯を食べることができます。
- 通常通りお米を研いで水を調整
- もち麦50gともち麦用の水100ml入れる
- 普通に炊飯器で炊く
注)炊飯後、保温のままにしておくと、臭いが生じたり変色したりする可能性があるため、炊飯後の保温機能は使用しないことをおすすめします。
普段、ご飯を炊く工程に少しプラスするだけで、あっという間に健康でダイエットにもおすすめな、美味しいもち麦ご飯ができます。
白米と混ぜる以外にも、茹でたもち麦をサラダに入れたり、スープに入れたり、リゾットにしたりと、もち麦の活用方法は無限にあります。
また、漬物と一緒に食べると、漬物に含まれる植物性乳酸菌が、腸内の善玉菌を活性化し便秘解消効果がUPします。
先程、危険な副作用の所でもご説明しましたが、もち麦に含まれる食物繊維は腸内の水分を吸収します。
なので、便に悪影響を出さない為にも、水分を一緒に摂ることで、腸内の水分を減らさずに済みます。
いろいろな食べ方を試して、あなたにあった食べ方が見つかるといいですね。
もち麦は重たい荷物になってしまうこともあるので、購入するのであればネットで購入がおすすめですよ!

まとめ

- 外国産でもきちんと厳選した安全で質の良いもち麦がある
- もち麦は栄養価が高い
- 食後の血糖値上昇を抑えてくれる
- 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が豊富にバランスよく含まれている
- 健康維持や美容・ダイエットにも効果がある
- 食べすぎは便秘・おなら・下痢・胃痛を起こす可能性がある
- 食べる時間帯は朝と昼がよい
- 白米と混ぜると食べやすい
もち麦の危険について、調べた結果、もち麦自体に危険があるわけではないことが分かりました。
食べる量、食べる時間を意識すれば、日々の食生活に積極的に採り入れたいスーパーフードです。
遺伝子組み換えや残留農薬が心配で、食べると危険と思われがちな外国産…という先入観は捨てましょう。
外国産でも国内で厳しい管理の元、安全に食べられるよう審査をしてるので、外国産だからといって心配する必要はありません。
もち麦を日々の食生活に摂り入れるために、守って頂きたいことが2点あります。
①食べ過ぎないこと
②食べる時間は朝と昼が好ましい
この2点です。
なぜなら、食べ過ぎが原因で「便秘」「おなら」「下痢」「胃痛」と言った副作用が出る可能性があるからです。
夜も「もち麦が食べたい」と思った時は、胃や腸に負担がかからないように、食べる量を少なめにすることをおすすめします。
もち麦は、子供から大人まで幅広く食べることができるので、家族全員で健康維持を保つことができます。
あなたのライフスタイルに合わせて、日々の食生活にもち麦を摂り入れ、腸内環境を改善する食生活をはじめてみませんか??
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