粘土質の土を柔らかくする方法について知りたいですよね。
これを調べている人は畑や家庭菜園や庭づくりをされているのでしょうか。
いざ始めようとしても、土がカチカチで耕すのも一苦労なんてこともありますよね。
硬い土のままだと植物の根が張りにくく、育ちに影響を与えてしまいます。
粘土質の土を柔らかくする方法を知っておくと、格段に育てやすくなるでしょう。
土づくりをマスターして、ワンステップ上がった家庭菜園や庭づくりを楽しみたいですね。
土づくりには土壌の状態を知ることと、堆肥の使い方が重要です!
粘土質の土を柔らかくする方法について詳しくみていきましょう。
粘土質の土を柔らかくする方法!
そもそも「粘土質の土」とはどういったもののことを言うのでしょうか。
土の種類は大きく分けて2種類で、粘土質土壌と砂質土壌です。
この2つの違いは、土の粒子の細かさや、柔らかさで分けられています。
植物の状態や種類によって使い分けられており、どちらが良くて、どちらかが悪いということはないようです。
しかしより一般的に使用されているのが、スポンジのように吸水性と保水性がある土壌とされており、粘土質の方が良いと思われているのです。
この2種類の見分け方としてあげられるのが、色がちがいます。
粘土質土壌は黒っぽく、砂質土壌は褐色であることが多いです。
また、握ったあと、指で押しても崩れないのが粘土質土壌で、ほろっと崩れるのが砂質土壌です。
粘土質の土壌の最大のメリットは、水分の含有量が圧倒的にいいことです。
保水性と保肥性が高いことはほとんどの植物にとっていい環境であることが多いです。
保水性が高い分、空気が入る空間が少ないために根腐りなどの要因になってしまうこともあります。
根の成長にとって、空気を含むことは欠かせないため、粘土質に偏りすぎてしまうことは避けたいです。
さらに、粘土質土壌が水分が抜けてしまった時に起きるのが、カチカチに固まってしまうという現象。
この状態になってしまうと、メリットである保水性も発揮されず、植物を育てることも難しいです。
それではお待たせいたしました。
粘土質の土を柔らかくする方法について説明します。
最初に確認することは2点!
雑草が生えていないか、土の中に石がないかの2点です。
まずは雑草が多く生えてしまっている場合にはきれいに抜き去りましょう。
土の正しい状態を把握するためにも、雑草は邪魔になってしまうのが理由です。
実際に植物を育てる際にも、養分を雑草に取られてしまってはもったいないので、無い方がいいでしょう。
次に、石や不要物を除去しましょう。
フルイを使って、土と不要物を分けましょう。
そうすることで、不要物が取り除けるのと同時に土の柔らかさも取り戻せます。
この2点ができたら、土壌のチェックをします。
土のph度や電気伝導度によっても植物の育ち具合は変わってきます。
粘土質の土を柔らかくする方法として、有効といわれているのは5点です。
まずは、もみがらです。
土に混ぜることによって適度な通気性が良くなります。
通気性が良くなることで根の張りが良くなり、根腐れを防止してくれます。
次にバーク堆肥です。
バーク堆肥とは、樹皮を再利用して作られた有機堆肥のことで害虫予防になります。
土に混ぜると、保水力・排水力・保堆力が上がるので重宝されています。
次に腐葉土です。
腐葉土は落ち葉などを長期間熟成させたもので、窒素が多く含まれているので、大量に土に混ぜ込んでも植物の成長に影響しにくいです。
次にEB-aです。
こちらは、土壌改良剤で人工的に作られたもののため、効果の持続はあまり期待できません。
しかし、透水性・通気性・保水性が上がるので土壌づくりの最初など、一時の改善をしたい場合におすすめです。
最後に石灰です。
石灰の主成分はカルシウムです。カルシウムは野菜など実をつけるものには欠かせない成分です。
しかし、多く使いすぎると土壌の環境が悪くなってしまうので、適度な量にしましょう。
以上の5点を土の状態に合わせて、選択して使ってみてください。
掘り返して堆肥を混ぜるを続けていくとだんだんと柔らかくふかふかの土になっていきます。
つまり粘土質の土を柔らかくする方法は、土の状態を把握すること、堆肥の種類や量を調節することです。
思ったより難しくないですよね。
粘土質の土を柔らかくする方法を芝生でも活用しよう
粘土質の土を柔らかくする方法として、主に野菜などの畑を前提としてお話していきました。
しかし、土壌問題で悩まされるのは畑だけではないようです。
サッカー場や公園など、一面に芝生が引いてあるところがありますよね。
芝生は実はとても手入れが難しく、芝生が元気がなくなる要因としてあるのが土壌が硬くなってしまうことなんです。
芝生は砂地でも育つと言われるほど通気性を好む植物です。
この通気性が大切な芝生の土が硬くなってしまうとどうなるかというと、根が十分な水分と養分を吸収できません。
この芝生の粘土質の土を柔らかくする方法についてみていきます。
一般的に芝生の根は10cmほど伸びると言われています。
この根が10cmに満たない場合は土が硬くなっていると言えるでしょう。
芝生はたいがい踏みしめられるところに植えられますが、踏みしめると土は硬くなってしまいます。
なので、お手入れや維持が難しいと言われているんですね。
粘土質の土を柔らかくする方法としては、コアリングという方法があります。
コアリングは、芝生の更新作業に使われていて、ローンパンチなどの専用の道具を使い芝生の下の土を取り除きます。
土を抜き取った部分には、代わりの土や砂を入れていきます。
一気に全部の土を取り換えることには適してはいませんが、こつこつと少しずつメンテナンスしていくことでいつもきれいな芝生でいられるようになります。
コアリングでもどうしても改善しない場合は、全部抜き去り、土づくりから改善する必要があります。
こうなってしまうと、今までの努力が虚しくなってしまいますよね。
最初に土づくりをする際に、粘土質の土を柔らかくする方法をしっかりやり切ってから芝生を育てましょう。
粘土質の土を柔らかくする方法は花壇でも使える?
粘土質の土を柔らかくする方法を使うのは、家庭での花壇にももちろん応用できます。
お家の庭の土が、カチカチになっていることはよくありますよね。
せっかくお庭があるなら、きれいな花壇にして楽しみたいと誰もが思うはずです。
お家の花壇にも使える粘土質の土を柔らかくする方法をご紹介します。
まずはやはり雑草を除去するところから始めましょう。
雑草は土壌づくりの邪魔や正しい土壌の把握ができなくなってしまいます。
また、花に本来行くはずの養分も持っていかれてしまうので無い方がいいことだらけです。
雑草が抜けたら次は土を掘り返します。
土が空気と触れる面を増やすことが目的です。
この際に、石や不要物があれば取り除いていきます。
スコップや土起こし器などをつかうとより便利に土を掘り起こすことができます。
土が掘り起こせたら次に、腐葉土を混ぜます。
これは市販のものでも、落ち葉を長時間熟成させた天然のものでもどちらでも構いません。
腐葉土を混ぜることで、通気性・保水性・保堆性がぐっと上がります。
腐葉土を庭にあるもので手作りすることもできるんです。
まずは土を20cm程掘ります。その中に枯葉や落ち葉を入れます。
お水とあれば、もみ殼を入れて、土で蓋をします。
そのまま放っておくことで発酵させていきます。
発酵して、掘り起こしたら完成です。
これを土に混ぜることで、よりふかふかの土にさせることができます。
粘土質の土を柔らかくする方法は雑草を取り除くこと、不純物を取り除くこと、堆肥を混ぜることが重要ですね。
また、植物の成長には土の中の微生物の力が大切になるようなのですが、この腐葉土は微生物のえさになるそうなんです。
また土のph値の調整をしたい場合はもみ殻や炭などをまいてもいいようです。
土のph値によっては花壇を作る際の色づくりに影響してきますよね。
梅雨の時期に咲くアジサイなんかはph値の影響をダイレクトに受けることで有名です。
酸性の土では赤やピンクの花が咲き、中性で白色、アルカリ性では青色のアジサイが咲くと言われています。
ピンクの苗木を買ってきても、土の状態によって来年咲くときには青色だったりするので注意が必要です。
このように土の状態をより理解することで、花壇づくりもよりうまくいきやすくなります。
粘土質の土を柔らかくする方法を試して、きれいな花壇を作ってみてください!
まとめ
- 土には粘土質土壌と砂質土壌がある
- 雑草をしっかり抜く
- 石や不純物を取り除く
- 必要な堆肥を与える
- 芝生を植える際には、土壌つくりを徹底してから始めましょう
- 庭の花壇づくりには、ph値のチェックも加えてみる
かちかちの粘土質の土を柔らかくする方法はわかったでしょうか。
畑にしても、芝生にしても、花壇にしてもまず最初に大事なのは、雑草を取り除くことでしたね。
雑草を取り除くことで正しい訴状の状態を把握することができます。
加えて、本来植物に行くはずだった栄養を雑草に持っていかれてはもったいないので抜くことは重要です。
雑草が抜けたら、次に掘り起こしです。
硬い土を掘り起こすのは重作業ですが、土をより多く空気に触れさせることができると土は格段に柔らくなります。
さらにその際に、石や不純物を取り除くことが重要です。
土に石が混ざっていると、根を張る際の邪魔にもなってしまいます。
土をフルイなどにかけながら、不純物や石などを分けると土も柔らかくすることもできるので、一石二鳥です。
雑草を抜き、石を取り除けたら、次に堆肥を混ぜます。
これは、育てる植物によって変えてブレンドして大丈夫のようです。
腐葉土は、保水性・通気性・保堆性を高める効果があるので、おすすめです。
なので、どの状態の土にも基本的には混ぜてしまって問題ないでしょう。
落ち葉を長時間熟成するだけで作ることができるので、作っておくとなにかと便利のようです。
ここまでできると、かちかちだった粘土質の土も柔らかくなってきたことでしょう。
粘土質の土を柔らかくする方法は意外と難しいことはなかったですね。
土の状態を理解して、より植物にとって環境の良い状態にしていきたいですね。
粘土質の土を柔らかくする方法をつかって、野菜や芝生、きれいな花を咲かせてみてくださいね。
コメント
× パーク堆肥
◯バーク堆肥 な
ご意見ありがとうございます。
この度は表記を間違えており大変申し訳ございません。
訂正いたしました。