岡山発祥のスーパー、ディスカウントストアラムーに行ったことありますか?
びっくりするほどの安さの商品が並ぶ、西日本の激安スーパー、ラムー。
まずお店に入る前、入口の隣で販売されている名物のたこ焼きに驚かされます。6個入り出来立てで税込100円なんです!
中に入ると野菜が安い、魚が安い、肉が安い。調味料も安いしインスタント食品も安い。
なんといっても驚くのが弁当コーナー。なんと弁当が198円!
これは買ってはいけない弁当なんじゃない?!
安い理由が気になる!!
安すぎて不安になってきます。もしかして、買ってはいけない商品かも。
でも大丈夫、買ってはいけない危険な商品というわけではないのです。ラムーの商品が安い理由があります。
ラムーの商品は買ってはいけないのか、なぜこんなに低価格なのか、安い理由を検証してみましょう。
ラムースーパーは買ってはいけない!?安い理由は?
私が初めてラムーに行ったときは衝撃でした。どんなものも安くて、なぜこんなに安いのかすごく不安になったんです。
こんなに安い理由は何でしょうか。ラムーの商品は買ってはいけないんでしょうか。
ディスカウントスーパーラムーの安い理由を探してみました。
ラムーの商品が安い理由
ラムーは岡山県に本社のある大黒天物産が経営するディスカウントスーパー。
創業は1986年と比較的新しいスーパーです。このデフレの時代に、毎年増収増益。
西日本を中心に店舗数を増やし続ける、ものすごい勢いのあるスーパーなんです。
今では中国地方を中心に、北は新潟県、南は九州まで全国に191店舗あります。売上高は2000億円を超え、2021年では業界24位まで浮上してきました。
ラムーはなぜこんなに売れているのでしょう。
それは、ラムーが安いから。そして、その安さには理由があるんです。
- 自社開発製品(プライベートブランド)が安い
- オリジナル弁当が安い
- 加工食品が安い
ディスカウントスーパーラムーは徹底したコスト削減で、商品価格を下げています。
激安にしか見えなくても、余分なコストをカットし、きちんと計算され、利益は取ることができている適正価格。
きちんろ安い理由があるので、ディスカウントスーパーラムーの商品は買ってはいけない危険なものではないんです。
プライベートブランドの安さの秘密
例えば、ラムーのプライベートブランドにファミリーサイズのヨーグルトがあります。
ラムーのプライベートブランドのヨーグルトは、カップにアルミの蓋が密着されていますが、プラスチックの蓋がないんです。
プラスチックの蓋は5円かかります。
この蓋を取り除いてしまうことで、普通のスーパーに並んでいるファミリーサイズのヨーグルトよりも5円安く提供できるというわけです。
大黒天物産のすごいところは、きちんと味にこだわるところ。このヨーグルトも、他のプライベートブランド商品も、中身はおいしいんです。
ラムーのプライベートブランドは、中身は妥協せず、包材などの味に関係しないところでは徹底的にコスト削減しています。
この企業努力が多くの人に受け入れられているんですね。
オリジナル弁当の安さの秘密
ラムーのオリジナル弁当がなぜ安いのか。それは、弁当の値段を付けるときの考え方が違うからです。
普通のスーパーの弁当は、昼を過ぎ売れ残った分はロスになると考え、半額シールを張り値を下げて売り切ります。
夕方になると値段を下げて売る分、最初の値段にはしっかり利益を取り、バランスをとっているんです。
半額シールを狙ってスーパーに行く客も多く、半額シールが貼られているスーパーの弁当や総菜は夕方の売れ筋商品となっています。
もうすでに半額ありきの価格設計になっているというわけですね。
ラムーの場合は最初から値段をぎりぎりまで下げています。適正価格で利益も取りながら安いんです。
また半額シールのシール代、シールを張る人件費も抑えられます。
このように、ラムーの弁当は買ってはいけない危険なものだから安いんじゃなかったんですね。安心して大丈夫です。
加工食品の安さの秘密
スーパーには肉や野菜、店内調理の惣菜などのほかに、インスタントラーメンやカレールーのような、加工食品もたくさん並んでいます。
そんな、ラーメンやルーまでラムーは激安価格。
ラムーがラーメンやカレールーの製造にかかわってコストカットしているわけではないのに、なぜ他のスーパーよりも安い値段で並んでいるんでしょうか。
それは、ラムーの店内に並べる商品の種類を、限界まで少なくしているからなんです。
商品の種類を絞り込み、その絞り込まれた商品を大量に段ボールのまま並べる。
これがラムーのやり方です。
商品を絞り込むことで、一度に大量に仕入れることができます。大量発注することで製造メーカーからの仕入れ原価を下げているんですね。
ディスカウントスーパーラムーでは、商品の売れている個数を管理し、売れない商品は仕入れない。
例えば、カレールー。普通は甘口、中辛、辛口とそろっている物ですよね。でもディスカウントスーパーラムーには辛口がないんです。
例えば、インスタントラーメンでも、味噌、醤油、塩、豚骨などいろいろな味があるものです。
でも、ディスカウントスーパーラムーでは一番売れる味しか置いていないんです。
そうやって仕入れ品目を減らし、その分大量に仕入れる。そして納入業者に大量に仕入れる見返りとして仕入れ値をさげてもらう。
それがディスカウントスーパーラムーの激安作戦というわけです。
また、大量の商品を段ボールのまま並べるというラムーの商品陳列方法も、コストカットのひとつです。
段ボールのまま積み上げられることで、商品を倉庫にしまう手間も減り、店員が棚に並べなおす手間も減るというわけです。
それに、段ボールのまま陳列されているため段ボール単位でお客様が買ってくれるというメリットもあります。
ラムーで買ってはいけない激安肉
ラムーの精肉コーナーは特に人気で、目を引くのは激安価格で大容量の輸入肉です。
ラムーでは牛肉や豚肉のカナダ産、アメリカ産のものは割と人気のようです。
ただし、ラムーの鶏肉コーナー。ブラジル産鶏肉が国産鶏肉と同じくらいたくさん並んでいます。値段も激安です。
ブラジル産鶏肉は偽装問題で話題になっていましたね。一時期は買ってはいけないどころか買えない鶏肉でした。
ブラジル産鶏肉、今は本当に大丈夫なんでしょうか。
2017年に世間を騒がせたブラジル産鶏肉問題。簡単に経緯をまとめますと、
- 衛生基準が満たされていない、腐った肉や異物が含まれた鶏肉が輸出された
- ブラジルの輸入業者が肉の検察官に賄賂
- 日本政府が問題のある業者のブラジル産鶏肉輸入停止
問題のある業者はもう処分されていますから日本にはもう入ってきません。
また、日本に輸入されるときは厳しい税関の検査を通ったものだけです。
今は買ってはいけないものではないです。
ただ、急いで成長させるために大量に抗生物質を与えているだとか、ブラジル産鶏肉はブラジル人も食べないなんて言うウワサもあります。
これらはただのウワサでデマのようですが、不安を覚えるなら買ってはいけないですね。
ラムーで買ってはいけない激安弁当
ラムーには198円(税込)の弁当があります。買ってはいけないとよく話題になる商品です。
ほんとうに198円で大丈夫なの?体をこわしそう。
添加物がいっぱい入って危険なんじゃない?
SNSでよく見るこんな意見。本当のところはどうなんでしょうか。
普通のスーパーとラムーを比べて、弁当の値段はどうしてこんなに違うんでしょう。
激安弁当の秘密
ラムーと普通のスーパーでは、使っている材料はあまり変わらないのに弁当の値段がちがいます。
その理由は、普通のスーパーとラムーでは弁当の値段のつけ方が違うからなんです。
普通のスーパーでは夕方になると半額シールを貼り値段を下げて売ります。そのため、最初の弁当の値段をあげてバランスをとっているんです。
ラムーの場合は最初から値段を下げています。また半額シール代も半額シールを張る人件費も抑えられているから安いんです。
ラムーの激安弁当買ってはいけないの?
ラムーの弁当と普通のスーパーの弁当は値段のつけ方が違うだけ。弁当の中身の違いはありません。買ってもいいんです。
198円弁当は買ってはいけない商品ではないですよ。
ラムーで買った方がいいおすすめ商品は?
ラムーで買ってはいけないものについてはいくつか紹介しました。
ラムーで買った方がいい人気の商品もいつくか紹介します。
おすすめ1たこ焼き100円
冒頭文でも紹介した、6個入り100円のたこ焼き。
目の前で焼いてくれて、6個100円という信じられない激安なのに、原価の高いタコもちゃんと入っています!
買ってはいけないたこ焼きなのかと思ってしまいますが、食べると結構おいしいんです。
ラムーの100円のたこ焼きは満足度の高く、SNSでも大人気。夕方には売り切れてしまうこともしばしばです。
焼き待ち時間があるときは、店の入店前に購入して焼いてもらい、帰りに受け取るのがおすすですよ。
おすすめ2プライベートブランドのパン
ミニクロワッサンもなんと1袋10個入り198円(税込)なんです。しかもおいしい!
トースターで焼いたら、パリパリ食感がもどり、さらにおいしくなります。
買ってはいけないパンなのかと不安になる安さですが、製造者は大黒天物産になっています。製造流通コストを下げて安く提供してくれているから安いんですね。
クロワッサンのほかにも、ホテルの朝食用ロールパンは大袋入り30個詰め合わせで298円(税込)。
なんと1個9円という驚異の安さ。
これはコストコのパンよりも安いと話題で、すぐ売り切れる人気商品です。
また、切り目のない3斤のパンなど、プライベートブランドならではのアイデア商品がいっぱい。プライベートブランドのパンはどれもおすすめです。
おすすめ3激安惣菜
ラムーに行くなら、絶対に買ってほしい、買わないまでも絶対見てみてほしいのが、伝説の198円弁当に並ぶ衝撃価格、98円(税込)パスタです。
税込みで100円切ってるんです。最初見た時は本当に驚きます。結構量も入っていますし、とても98円には思えません。
驚きの価格は買ってはいけないパスタのようにも見えますが、食べるとお値段以上においしいパスタですよ。買った方がいいといわれる人気商品なのも納得です。
写真はナポリタンですが、ペペロンチーノや、アサリの入ったボンゴレが並ぶことも。
また、パスタ以外にも、揚げ物係のお惣菜も安くておすすめです。
アジフライ、から揚げ、イカフライ、コロッケ、メンチカツなど種類は様々。
5個ほど入って100円から200円くらいの値段になっています。やっぱり安いので買った方がいい。
味も普通のスーパーの揚げ物と変わらない味ですから、とてもお得感満載ですね。
おすすめ4加工食品
ラムーに並ぶ、段ボールのまま陳列された調味料、インスタントラーメンなどの加工食品。
これらはどんなスーパーで買うよりも安く買うことができるので、とってもおすすめです。
ラムーでは並べる商品をを絞り込むことで、大量仕入れで仕入れ原価を下げているんですね。
包装された調味料やラーメンなどの加工食品は、どのスーパーで買っても中身は同じという安心感もあります。
もし店内加工の激安弁当は買ってはいけないと不安を感じる場合でも、大手メーカーの加工食品なら安心して買うことができます。
どこで買っても同じ味の、大手メーカーのカレールーやインスタントラーメンなら、10円でも安いラムーで買った方が絶対お得!
ラムーで賢くお買い物しちゃいましょう!
まとめ
- ラムーは買ってはいけないと思うほど激安商品がある
- ラムーの激安価格には訳があり、ラムーに利益はでている
- ラムーの弁当は値段のつけ方が違うから安い
- ラムーの肉は輸入肉が多く安い
- ラムーのたこ焼き、パンは人気商品でおすすめ
ラムーは値段だけ見ると安すぎてとても不安になりますが、買ってはいけない商品ではありません。その値段にはちゃんと理由があります。
買ってはいけない危険な商品だったりすることはありませんので安心してください。
あなたが納得できるものを選べば賢く安くお買い物ができますよ。
コメント