キッチンのシンクを作る時、どんな素材にするかきちんと考えていますか?
ステンレスや人工大理石など多岐にわたるにも関わらず、シンクの素材を重要視してマイホーム建築にあたる人って実は少ないんです。
そのせいでシンクを人工大理石にして後悔した!という人も。
実際に私の友人も、住宅購入の際にはシンクの部分が思ったよりも悩ましかったと嘆いていました。
そこで今回は人工大理石のシンクで後悔しないためのポイントをお伝えします。
人工大理石のメリットデメリットをきちんと把握しておけば、後悔することもありません。
あなたも素敵な人工大理石のシンクで毎日楽しく料理をしましょう!
シンクが人工大理石だと後悔するはデマ!?
シンクは絶対に人工大理石にしない方がいい!という情報をたまに目にするのですが、結論から言うと、全くの誤った情報です!
基本的にシンクといえばステンレスのイメージがありますよね?
実際、私の実家も一人暮らしのマンションでもそうでした。
ですが、人それぞれ好みも使い方も違うのでシンクは絶対ステンレス、と決めつけてしまうのはもったいない!
そうではなくきちんとそれぞれの素材について知った上で選ぶのがベストかなと私は思っています。
もちろんメリットデメリットはどの素材を選んでもあるのですが、正直、人工大理石はおすすめです。
インスタグラムでも最近話題のおしゃれなキッチンは大抵人工大理石のシンクです。
そもそもみなさんは人工大理石のシンクってご存知でしたか?
ここで人工大理石について少し説明すると、人工大理石にはこの2種類があります。
- 人工大理石
- 人造大理石
簡単にお話しすると、人工大理石には大理石は含まれていなくて、 人造大理石には大理石が含まれています。
現在は、人工大理石はパナソニックやTOTOなど、多くのメーカーが採用しているくらいメジャーな素材になりました。
そのような背景もあってか人造大理石よりも人工大理石が一般的には主流とされています。
ただし、人工大理石のシンクにはデメリットもあります。
- 変色することもある
- 衝撃で割れやすい
- 耐熱性・耐久性はステンレスより弱い
- 汚れが溜まりやすい
それではデメリットを1つずつ詳しく紹介します。
人工大理石のシンクにして後悔…、なんてことにならないようにチェックしておきましょう!
変色することもある
人工大理石は紫外線に弱いので黄ばみを起こすことや、熱で変色してしまうこともあります。
使用後の鉄製品(フライパンや鍋)をそのまますぐににシンクに置いてしまうと、茶色っぽい変色をしてしまうこともあるのでできるだけ直置きはやめましょう。
直射日光に弱いので、キッチンのレイアウトには少し注意が必要になるかもしれませんね。
後悔してから変えようと思ってもレイアウトは変えられないので、要注意です。
レイアウトを最初にしっかりと考えておけば、配置次第でおしゃれも綺麗も叶えられますよ!
衝撃で割れやすい
人工大理石には、重いものを落とすと割れてしまうというデメリットがあります。
とはいえ、人工大理石に限らず重いものとぶつかる衝撃ではどんな素材のものでも傷がつきます。
重めの調理器具に関しては、一次避難場所をワークトップに用意したりするなどして、怪我なく傷なく使っていけるといいですね。
汚れが溜まりやすい
人工大理石は白色なので汚れが目立ってしまうんですよね。
汚れが溜まりやすいとの口コミもあったのですが、人工大理石はそもそも傷が尽きにくいです。
仮に傷ついてもメラミンスポンジを使って掃除することで、汚れがたまる原因である傷を防ぐことができます。
ステンレスのように元々凹凸があるわけではないので、早めに対処すれば汚れがたまるという事態からも逃れられますよ。
シンクの人工大理石は黄ばみが落ちない!?
人工大理石のシンクは傷がつきにくく汚れにくいですが、掃除をしなければ黄ばみが目立ってきます。
いくら落ちるとはいえ、放置したままだとずっと残ってしまう可能性もあるので、気づいたら早めに黄ばみは落とした方がいいですね!!
コーヒーやお茶などの色素が人工大理石の黄ばみとなってしまうので、本当は毎日掃除をすることが理想なのですが…。
気づいたらすでに人工大理石のシンクが黄ばんでいた!という場合にはメラミンスポンジを使って掃除しましょう。
ちなみにメラミンスポンジとはこのようなものです。
メラミンスポンジでシンク全体を掃除すれば、真っ白に戻りますよ!
メラミンスポンジでも落ちない汚れの場合は、クリームクレンザーで軽くふき取ることであっという間にきれいになるみたいですよ。
クリームクレンザーは布につけて優しく、円を描くようにこするといいようです。
個人的におすすめなのは週に一度の小掃除をする曜日を決めると、綺麗なまま保つことにつなげられました!
あとは、シンクとの接合部に繋ぎ目のないシームレス加工を採用するといいですよ!
繋ぎ目がないと拭くだけお掃除で毎日の掃除のハードルがぐんと下がります。
シンクは人工大理石とステンレスどっちがおすすめ?
人工大理石のシンクの後悔ポイントをお伝えしましたが、結局シンクは人工大理石とステンレスのどっちがいいのでしょうか?
人工大理石のシンクにも、もちろんメリットがあります。
- とにかくおしゃれ!
- 水垢が目立ちにくい
- 補修もできる
- 静音
シンクの代表であるステンレスは、どう頑張ってもキッチン感が出てしまいます。
その点人工大理石だと、カラーバリエーションや質感も選べるので、あなたの理想のキッチンにぐんと近づけることが可能です。
そしてなんといっても、ステンレスより水垢が目立たない!もちろん手垢に関しても同じです。
毎日使う場所だからこそ、水垢手垢はついてしまうもの…。
お風呂と同じですが、地味〜に気になるんですよね。
かといって毎日吹き上げをするのはめんどくさい。
ですが、人工大理石のシンクを採用した場合、そもそも目立たないので毎日磨き上げる必要はないんです!
初めて人工大理石のキッチンを見たのが、ズボラで有名な友人の家にお邪魔した時だったので、あの綺麗さを見たときは感動しました…。
掃除が苦手だからこそ、簡単な掃除で、ずっと綺麗な状態を保てるキッチンにしたくて選んだらしいです。
私の実家はステンレスシンクなのですが、小さい傷が無数にあるんですよね。
小さい頃はそれすらも模様にように見えてましたが(笑)
どんなに気をつけていても性質上傷がついてしまうのは仕方ないことのようです。
それとは逆で人工大理石は傷の目立ちがあまりないです。
おしゃれなおうちに住む人が実際のやり方など教えてくれるのですが、人工大理石はメラミンスポンジで優しくこすることで、傷の修復や、汚れを落とすこともできちゃうらしいです。
また、人工大理石ならサンドペーパーでも削れるのだとか。
研磨剤入りスポンジなどで強く磨くと、傷が付いたりツヤがなくなることがあるようなので何事もほどほどにやりましょうね。
水音に関しては、本当に静か。この一言に尽きます。
家族が寝静まったときにステンレスのシンクで洗い物をすると、結構音が響くんですよね。
そのせいで子どもが起きてしまう、なんてことも。
ですが、人工大理石ならその心配もいりません!
ステンレスはどうなの?
ここまでで人工大理石のシンクのことはだいぶわかっていただけたかなと思うのですが、人工大理石以外のシンクについても少し触れておこうかなと思います。
まずはシンクの代名詞と言っても過言ではないステンレス!
- 年数が経つと味が出る
- 害虫の侵入率が他の素材よりも低い
- 臭いがつきにくい
- 表面に傷がつきやすい
- もらい錆してしまう
- 無機質で冷たいイメージ
あなたはステンレスと人工大理石、どっちがいいと思いましたか?
どっちの方がいいかはあなたがどんなキッチンにしたいかが大切です。
代表的のはこの2つですが、他にも人造大理石シンク、クォーツシンク、ホーロー製シンクなどがあります。
これもまた、それぞれメリットもデメリットもあります。
特にクォーツシンクは、名前の通り水晶で作られたシンクなのでお値段がとても高いみたいです…。
シンクの種類だけでなく、アンダーシンクやオーバーシンクなど取り付ける際のタイプを決めることもできます。
形状もシングルシンク、ビーナスシンク、スクエアシンク、カラーシンク、Eシンク、ネオロックシンクなど、シンク一つとっても本当にたくさんの選択肢があります。
予算あまりない、という人でもこういった細部にこだわれば理想のキッチンに近づけることができますよ!
そして、シンクと一言で言ってもなかなか種類があるので、調べ出したら楽しいかもしれません。
知らないままなんとなくで決めてしまうことほどもったいないことってないと思うんですよね。
もちろん、メーカーの方に相談したらうまいこと営業されちゃうんじゃないかと不安に思う方もいるかと思います。
そんな時のためにもあなたの理想の形をしっかりと言葉で伝えられるようにしておくことがとても大事なんじゃないかなと。
でも相談するだけならタダですから!
ある程度の知識と、強い気持ちがあればきっとあなたの理想のキッチンが叶えられるはずです!!
まとめ
- 人工大理石のシンクは汚れが目立つためこまめな掃除が必要
- 人工大理石のシンクで後悔しないためにはデメリットを知っておこう
- 人工大理石のシンクの黄ばみはメラミンスポンジなどで落とせる
- 人工大理石のシンクはメリットもいっぱい
- ステンレスと人工大理石どっちがいいかはあなた次第
今回は、シンクの中でも人工大理石に着目してお伝えしました。
素材やメーカー、選択肢はいくらでもあります。むしろありすぎて悩んでしまうかもしれませんね。
どこの何を優先するのか、譲れないポイントはどこなのか、妥協できる箇所はどれなのかを決めておけば後悔することはないのでは?
どうかあなたの理想のキッチン、そして素敵なマイホーム計画がうまくいきますように。
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