イチゴ鼻、ブツブツ毛穴、ざらつく肌…鏡を見るのも触るのも本当に嫌になりますよね?
私も高校生のときに角栓が気になりだしてから早ン十年、人生の半分以上自分の毛穴と格闘してきました。
はがすパック、泥パック、スクラブ洗顔、オイルクレンジング、洗顔ブラシ、毛穴吸引…。
角栓を滅するために、ありとあらゆる手段に手を出しても、ガンコな私の毛穴にはほとんど効果ない状態です。
そんな私がとうとうウォーターピーリングに手を出しました!
エステサロンでも使われているウォーターピーリングなら、さすがに効果ないってことはないだろうと期待大でポチりましたよ。
半年間ウォーターピーリングしても効果ないのかどうか、本当のところをお伝えします。
ウォーターピーリングは効果ないの?
そもそもウォーターピーリングとは何なのか、ご存知でしょうか?
美容クリニックやエステサロンでは、プロ用の超音波洗浄機と専用の洗浄液を使います。
施設によって価格に差があるのですが、1回あたり大体5,000円~25,000円ほどかかります。
お金に余裕があれば、もちろんプロにやってもらうのが1番ですが、主婦だとなかなか難しいですよね。
そこで、家庭でも手軽にウォーターピーリングをできるようにしたのが、美容家電のセルフ用ウォーターピーラーです。
お値段は機種によって2,000円~40,000円弱と幅広いですが、1回買えば何回でも使えるので、美容クリニックやエステサロンよりはお金がかかりません。
美容クリニックでもエステサロンでもセルフでも、ウォーターピーリングで得られるメリットは同じです。
ウォーターピーリング私の場合
今回、私が使ったのはもちろん家庭向け美容家電のセルフ用ウォーターピーラーです。
ピーリングヘッドとよばれる金属のへらみたいなのを肌にあてるタイプのものです。
5,000円以下と美容家電にしてはお安く、手を出しやすいお値段の物をチョイスしました。
色がピンクでかわいいのと、ウォーターピーリングだけではなく、EMS(電気による筋肉刺激)やイオン導入ができる点が購入の決め手です。
私がこのウォーターピーラーをどのように使ったのか?をご紹介します。
このサイクルを半年間続けてみました。
(4.と6.は疲れている時さぼりましたが。)
ウォーターピーラーに角栓のような白いものがついていたので、多分汚れが取れたのかな?と思うのですが、期待してたような毛穴が小さく目立たなくなるといった効果ないですね。
イオン導入モードは手やコットンにつけるよりも化粧品の成分が肌に入るということでしたが、使用中の口の中にずっと金属の味?がしてました。イオンが働いているということなのでしょう。
EMSモードだと、最初の内は電気のピリピリした感じがありました。だんだん慣れてしまったのか最後はピリピリ感がなくなってしまいました。
結論を申し上げますと、残念ながらあまり効果ないように感じられました。
そして、失敗した!と思ったのが防水仕様タイプにしなかったことです。
ウォーターピーリング中にどこかから水が入ってしまったようで、半年で故障してしまいました。
故障したあとで気づいたのですが、どうやら私の使い方は間違っていたようです。
意図せずに効果ないような使い方をしてしまっていました。
ウォーターピーリングのデメリット
間違った使用方法によるウォーターピーリングのデメリットはこちらです。
ウォーターピーリングをセルフでする時のデメリットは「加減が分からない」ことではないでしょうか?
今思えば、ウォーターピーリングをした後に、肌が少し赤くなっていました。
私は皮膚がうすいらしく、過去に毛穴吸引でも赤くなったりしていたのであまり気にしていなかったのですが、ピーラーを必要以上にぐいぐいと肌に押し当ててしまっていたようです。
本当は軽くあてる、肌の表面をなでる程度で良かったのですね。
ただそれくらいの弱い力だと角栓が取れない、あまり効果ない気がしてついぐいぐいと力が入っていました。
また、角栓が気になるたびにウォーターピーリングをしていましたが、週に2~3回はやり過ぎだったようです。
必要以上に肌がけずられてしまうため、週に1回か、2週間に1回くらいに抑えておくべきでした。
そして、水道水でウォーターピーリングをしていたのも肌には良くなかったのです。
これも後で知ったことなのですが、水道水には肌の負担となる塩素が入っているため、ウォーターピーリングには向いていません。
精製水か専用の洗浄液、それらが無ければせめて化粧水を使う必要がありました。
間違った使用方法により、肌が良くなるどころか負担をかけることになって、私にはほとんどウォーターピーリングの効果ない、むしろデメリットが多い状態になってしまいました。
ウォーターピーリングとターンオーバー
ウォーターピーリングをやり過ぎると乾燥しやすい肌になるデメリットがあります。
その原因は肌の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」と関係しています。
もともと、ウォーターピーリングで取りたい毛穴の角栓や古い角質ができる原因はターンオーバーの乱れです。
ターンオーバーが乱れると、肌のキメが乱れたり、肌を守るバリア機能が低下します。
特に外部からの刺激はよくありません。
肌は紫外線や乾燥によるダメージを受けると、肌を修復しようとしてターンオーバーのスピードをはやめ、新しい細胞を作ろうとします。
充分な時間をかけずに作られた肌細胞は未成熟です。
形も大きさも不揃いですし、NMF(ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター)と呼ばれる天然保湿因子が少ない状態なので、とても乾燥している肌細胞となります。
未成熟な状態のまま肌表面にあがった肌細胞は、はがれ落ちる機能も落ちています。
一定期間が過ぎてもはがれ落ちず、そのまま角質層に積み重なっていくのです。
これが「古い角質」の正体です。
この古い角質が毛穴落ちすると、毛穴の中でやっかいな「角栓」が形成されます。
ウォーターピーリングはこの古い角質をはがし、正常な肌のターンオーバーをうながすと考えられています。
しかし、角質を無理やりはがすことになるので、やり過ぎはよくありません。
ウォーターピーリングが外部からの刺激となって、かえってターンオーバーを乱します。
天然保湿因子であるNMFの少ない未成熟な肌細胞がむき出しになり、保水力のない乾燥しやすい肌になってしまうのです。
ウォーターピーリングのおすすめ
私は効果ない使い方をして失敗してしまいましたが、ウォーターピーラーは正しい使い方を知っておけば怖くないです。
毛穴が開いたお風呂上がりに使うのがおすすめです。
できるだけ、肌を傷つけないよう、小鳥をなでるような気持ちでやさしくピーリングヘッドをあててください。
このように肌にやさしくあてるので、ウォーターピーリングには急激に肌が変化するような効果ないとされます。
肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーのことを考えると、肌が変わったと実感できるようになるまで2か月~3か月は必要です。
1回使って「効果ないなぁ」と思ったとしても、気長に続けることが大切です。
私のように短いサイクル(週に2回も3回も)で絶対おこなわないでくださいね。
ウォーターピーラーの選び方
ウォーターピーラーは様々なメーカーからたくさんの機種が出されています。
迷うこともあると思いますが、使うシーンや目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
金属アレルギーを持っている場合は、ピーリングヘッドがステンレス製のものを選ぶとアレルギー反応が起きにくくなります。
お風呂で使う
お風呂で使いたいあなたには防水仕様がおすすめです。
防水表示として「IPX」が使われています。
値 | 基準 |
---|---|
IPX4 | いかなる方向からの水の飛沫に対しても影響を及ぼさない |
IPX5 | いかなる方向からのノズルによる噴流水に対しても影響を及ぼさない |
IPX6 | いかなる方向からの水の強い、ジェット噴流水に対しても影響を及ぼさない |
IPX7 | 連続的に水中の中に入れても影響を及ぼさない |
ウォーターピーリングをお風呂でしたい場合は、IPX4以上の防水仕様のものを選ぶようにしましょう。
また、見落としがちなのが連続稼働時間です。
お風呂で使うとなると、コードレスの充電タイプになります。
ウォーターピーラーの中には、何時間も充電が必要なのに、たったの5分しか稼働しないものもあります。
ウォーターピーリングには大体1回5分~10分はかかりますので、連続稼働時間が10分以上あるものを選ぶと、お風呂でゆっくりケアできますね。
こちらはCozBeauty(コスビューティ)のアクリアルピーリングプロEXです。
お風呂で使用するのにおすすめな商品です。
防水レベルはIPX6、お風呂につかりながらでも使用可能です。
ただし完全防水ではありません。湯船にドボンと落としてしまうと故障する可能性が高いので注意してください。
コードレス、置くだけ簡単なワイヤレス充電仕様となっています。
充電時間は約6時間で約70分の稼働時間です。
ウォーターピーリングに加えて、イオン導入・導出、マイクロカレントの4種5モードと多機能ながら、108gと軽量でコンパクトという特徴があります。
旅先で使う場合は、本体が軽量コンパクトで、USB充電ができるものがおすすめです。
エステ気分を味わいたい
ウォーターピーラーの中にはウォーターピーリングだけではなく、他の機能が追加されている機種が多数出ています。
エステサロンと共同開発されているウォーターピーラーもあります。
あなたが求める目的にあった機能がついているものを探してみてください。
機能名 | 目的 |
---|---|
超音波振動 | 水と超音波振動の力で毛穴の汚れを除去する |
イオン導入 | マイナスイオンを導入することで、化粧品の美容成分を浸透させやすくする |
イオン導出 | プラスイオンを使い毛穴の汚れを浮かせる |
LED照射 | LED照射することで、肌の弾力をアップさせる |
マイクロカレント | 微弱電流を流し、肌のキメを整える |
EMS | 軽い電気信号を流し、適度に顔の筋肉を動かすことで、顔の引き締めが期待できる |
電磁パルス | EMSよりも深く顔の筋肉に働きかけることで、より顔の引き締めが期待できる |
ローラー | 顔の上をコロコロ転がすことで、顔の筋肉をほぐすとともに血行が良くなる |
超音波振動するウォーターピーラーには、超音波の振動数が記載されています。
1秒あたり10,000回~30,000回が多いですが、20,000回以上のものを選べば間違いありません。
1台にたくさんの機能が搭載されているものが欲しくなりますが、機能が上がるほどお値段も高くなる傾向にあります。
こちらは家庭用美容器専門ブランドThe Beautoolsが出している複合美顔器「Rocklean」シリーズで、3役5モードの多機能を搭載しています。
自宅で本格エステ並のフルコースを楽しみたいあなたにおすすめです。
日本国内生産で全商品にシリアルナンバーをつけて管理しています。
ピーリングヘッドにプラチナを配合していることもあり、かなり強気のお値段設定です。気軽に手は出せません。
また、顔の部位によって細かく使い分けたいあなたには、大きさの異なるピーリングヘッドが複数付属し、つけかえ可能なタイプがおすすめです。
有名メーカーのものを使いたい
TVでCMを流している有名メーカーからも、ウォーターピーリングできる美容家電は出ています。
今回は2社ご紹介します。
まず1社目、美容家電といえばやはり老舗の「パナソニック」です。
パナソニックの「EH-SP55」は金属のピーリングヘッドを使わないタイプです。
独自技術で毛穴洗浄に特化した商品となっています。
毛穴の直径約400μmより小さい160μmの穴から微細な高圧ジェット水流を噴射することにより、毛穴の角栓を一気に洗浄します。
洗浄レベルの強さは3段階に調節することが可能です。
お風呂でも使えるよう防水仕様、コードレスタイプとなっています。
1時間の充電でなんと約2か月(3日おきに1回)使用可能です。
ひとつ難点をあげるとすれば、使用するには専用のアルカリ毛穴洗浄水が必要なところです。(1本は本体に付属されています。)
次に2社目は、美容家電の分野で近年有名になってきた「ヤーマン」です。
TVで顔の筋肉を鍛えるマスク型美顔器のCMを、見た人も多いんじゃないでしょうか?
そんな「ヤーマン」からもウォーターピーリング商品は出ています。
- 「LDK」 the Beauty 2022年4月号 超音波ピーリング部門 \A評価/
- 「VoCE」 2021年下半期 美容家電ベスコス ディープクレンジング部門 \第1位/
- 楽天 美顔器・スチーマージャンル デイリーランキング \第1位/(2021年9月)
と高評価で人気となっているのがヤーマンの「myse(ミーゼ)ディープスキンクリア」です。
ピーリングヘッドがつけかえ可能で「スプーンヘッド」と「ワイドヘッド」の2種類付属です。
小鼻周りにもフィットする画期的な「スプーンヘッド」が特徴で、くるくるとなでると色々な方向からの汚れをすくいとることができます。
「ワイドヘッド」はボディーにも使え、ガサガサかかとのケアにおすすめです。
超音波振動(1秒につき約27,000回振動)とイオン導出・導入機能つきです。
お風呂で使える仕様(IPX5)でコードレス、充電時間は約2.5時間で動作時間は約30分となっています。
どちらも有名メーカーだけあってお値段もそれなりにします。
でも美容クリニックやエステサロンに行くことを考えたら、高すぎということはないでしょう。
まとめ
- ウォーターピーリングは間違った使い方をすると効果ない
- ウォーターピーリングの間違った使い方は効果ないだけでなく、デメリットがある
- ウォーターピーリングは正しい方法ですればおすすめできる
結果として私の毛穴にはまだ角栓が居座り、肌のターンオーバーは乱れたままです。
効果ない使い方をして壊れる前に、きちんと調べておけばよかったと残念でなりません。
また、ウォーターピーリングに頼り切りになるのではなく、生活習慣や食習慣を整えて、肌がきちんと生まれ変われる基礎を作っておくことも大事です。
これから使い始めるあなたは、正しい使い方で毛穴ケアをし、ぜひキレイなつや肌を目指してください。
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